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趣味性が強いクルマだと、仲間意識を持つ傾向は強いですね。 MINIだけでなく、フィアット500やビートル、マツダロードスター辺りも該当すると思います。 無論、その意識は人それぞれで、「オレと同じ趣味じゃん」「世話焼けて大変でしょ」「稀少種をペットにしてる幸せ」・・・・etc.

特に愛嬌のある、（壊れやすくて）メンテが大変だが味のある、不人気でタマ数が少ない、ある一点の性能やデザインが突出している、小さいのに高価・・といった要素のいくつかが揃うと、仲間意識が芽生えるのでしょう。

挙げられたBMWやアウディ、メルセデスといったメーカーの場合、そこに（特に日本人は）ステイタスとヒエラルキーを感じることで、仲間というより上下関係を持たせてしまうのでは。 それはオーナーだけでなく、それと遭遇した非オーナー側にも。 場合によっては、高圧的な運転態度になったり、嫉妬を感じたり。
同じメーカー内でも、モデルラインナップはそのまま支配階級のような錯覚を起こさせますしね。 排気量神話の影響も大きい。

技術的な面は、時代が進めば進化するのは当然ですから、先代オーナーが現行オーナーに嫉妬することは少ないでしょう（承知して旧式に乗ってるわけだから）。 ただ、そのモデルの特徴だったデザインが劇的に変化していると、嫉妬はなくても仲間意識を持つことはほとんど無くなるのではないでしょうか。 メーカー側としては"計画的陳腐化"、つまり買換え喚起戦略の一環として、敢えて崩してくる傾向があります。 MINIのようなアイコン化されたクルマは変化は少ないけど、一般的に新型が新型として見栄えよくないといけないですからね。

比較的そういう「壁」が少ないメーカーは、フランス勢が多い気がしますね。 日本人にとって彼らはみな「ヘン」（褒め言葉）に魅力を感じていますから。