40

view

しかしその1週間後にラジエーターのホースが切れて冷却水が漏れてオーバーヒートしました。
原因はサーモスタットだと言われました。

との事ですが、ホース切れによる冷却水漏れなら明らかな故障ですので、サーモスタッドは関係ないと思うのですが・・・
とりあえず、サーモスタッド部分のホースが切れたか、サーモに繋がってるホースの隙間から漏れたと解釈させていただいての回答をさせていただきます。

冷却水の減りに関しては色々な原因がありますので、工場で数時間預かってチェックしただけでは特定が困難な場合が多いと思います。
例えばですが、今回のホースからの漏れが、ホースを固定するホースバンドの緩みが原因であれば、そこを事前に特定して増し締めするというのは難しいでしょう。
アナタが駐車場から車を出した時に、床に緑か赤のシミが付いていれば、その上に漏れの箇所があると特定しやすいです。そういった情報を整備士に渡すことも原因特定に役立ちますよ。

また、クーラントの減りの要因として、エンジン内に漏れて、ガソリンと一緒に燃えてしまうというケースもありえます。
こちらの場合はどんなに長時間停車していても、走行中に減っていっている話なのでシミや目視で特定ができない原因です。
初期段階でクーラントの減りを気にされた時の要因がこのケースの場合で、ホース切れは全く別の要因で切れたものだとすれば、事前にホース切れが特定できなかったとしても整備士さんに落ち度はないと思います。
ある程度熟練の整備士さんなら、ホースを握った感触で硬化度合いを判断して、事前に交換を薦めてくる場合もありますが、最近の車はラジエター周りのホースも枝分かれして複雑なので、全てのホースをチェックするのは難しくなっています。
（ましてやFF小型車のプジョーではエンジンルームで手をつっこむスペースが少ないですよね？全てのホースに手が届かないかもしれません）

車というものは所詮機械ですので、壊れる前提で乗らないとダメだというのが私の持論です。。。
（当方は欧州・イタリア車、しかも80年代のキャブレター車に乗っているのでトラブルの頻度は現代車の比ではありませんが）

ちなみに、冷却水が漏れてすぐにエンジンストップしたのであれば、ホース交換、サーモ交換、で部品代が１５０００～２５０００円くらいじゃないでしょうか？工賃は分かりませんが、2万～3万くらいかな？
エンジンオイル交換をする意味が分かりませんが・・・これは通常のエンジンオイル交換と同じ値段で見積もってください。（オイルのグレードで値段が変わりますので）
あとはクーラント補充もあるので、プラス３０００円～5000円程度かな。

なお、エンジンオイル交換が、エンジンオイル内にクーラントが混入しているからという理由であれば、最初に申し上げたシリンダーにクーラントが漏れてガソリンと一緒に燃えている可能性が高いです。
これは非常にチェックしにくいですが、排気ガスにクーラントが燃える匂いが混じりますので、整備士さんなら気づいてもいいような気がします。（漏れの程度によるので、必ず気づけるものではありませんが）
この場合はヘッドガスケットというものを交換しなければなりませんので、部品、工賃で5万前後かかるかなぁ？

後、冷却水漏れの後に、しばらくオーバーヒートのまま走っていたなら、エンジン自体が熱で歪んでしまっている可能性があります。
この場合は最悪エンジン積み替えも必要ですので覚悟してください。