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1968年製のFIAT500F（ノーマル）に乗って3年目です。 基本的に壊れない車です。 3年間で入院したのは、初期の頃に一度だけ。 線が一本、抜けていただけでした。 部品も（流石にボディやエンジンはありませんが）殆ど全てが、新品で安く手に入ります。 ただDタイプはボディ形状が若干異なる為、フロントガラス等の新品はありません。 私は予算と時間の関係で、購入時に外側だけのレストア（機関はしませんでした）だったもので、初めての車検で33万かかりました。 しかし、これで悪い所が無くなったので、次回からは半額以下だろうと言う事でした。 車検時に換えなければいけない部品はありますが、上記の通り、それ程の額にはなりません。（勿論例外もあり、ジェネレータ（4万代）やギアボックス（8万位）なんてのもあります）
この車について、普段使いにおいては、スタートダッシュは頑張っても限界がありますが、（これも、私が以前乗っていた、平成3年式ランドクルーザープラドと同程度だと思います）2速からはスピードの伸びもあり、一般道では全く問題ありません。 ただ、普通の高架程度ならトップギアでも加速すらする程ですが、長い上り坂（山道等）ではテキメンにスピードが落ちます。 高速道路では、80～90位での巡航が可能です。 尚、ノンパワステですが、パワステと同じ位軽いです。 私は北陸に住んでいますが、冬もスタッドレスをはいて、普通に運転しています。 リアエンジンの強みと弱みでしょうが、圧雪やアイスバーンには強いですが、積もったばかりの雪だと大回りになります。 後、長所と短所としましては、ハンドリング性能は抜群に良いです。 ただの交差点でも楽しめます。 それと、小回りも笑える程いいです。 片側一車線の道路で、どちらかの歩道が使えればＵターン出来ます。 短所は、夏暑く冬寒い事（冬、ヒーターは効きません）、雨や雪の日は窓が曇る事、旧車（特にイタリア車）である以上、錆を避ける事は出来ません。
もしご購入をお考えでしたら、これは声を大にして言いたいのですが、初めに多少無理をしてでも、出来る限り程度の良い個体を買われる事です。 これで90%以上決まると、私は思っております。 出来れば、県外でも専門店で買われる事です。 整備は、ディーラーでは無く、町工場の様な所（職人さんのいる所）で、部品は自分で調達という事で宜しいかと思います。 私は旧ミニの専門店で診てもらっています。
この車は旧車であり、少しマニアックに見られる事もあってでしょうが、巷には大袈裟な情報が氾濫しています。 200万台以上生産され、レースにもにも多用された車です。 肩肘張らずに接してみては如何でしょうか。 乗って本当に楽しい車ですよ。
長文、失礼致しました。