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マークⅡ三兄弟の生い立ちを考えると、答えが出ますよ。
マークⅡはクラウンとコロナの間を埋めるセダンとして登場しました。で、そのスポーティー版がチェイサー。最後に出たクレスタは、マークⅡと異なるちょっとオシャレな車として、当初は４ドアハードトップでした。６１系でこの３車種が揃い、７１系がバブルに乗っかりハイソカーブームでものすごい売り上げでした。このときに、グランデやスーパールーセント、アバンテとは別に、スポーツグレードとしてＧＴツインターボが設定されます。
で、81系でＧＴツインターボがツアラー系となり、９１系と続くわけですが、このころになると、３兄弟のコンセプトの差があまり無くなり、ラグジュアリーなグランデ・アバンテ・スーパールーセント、スポーツのツアラーと、どれ買っても同じとなってしまいました。チェイサーはラグジュアリーになり、クレスタは唯一セダンでしたがぱっと見クレスタと区別できないデザイン。
で、100系を作る際、チェイサーは車体を小さくしてスポーティーなデザインに、クレスタはマークⅡとは違うラグジュアリーなセダンに、という方向転換がなされました。デザイン的にも割り切って３車が別々のデザインですし、クレスタはグレード名称を見直しツアラーをラルーンとして、豪華な装備とスポーツ性の両方を兼ね備えたセダンとしたわけです。

個人的には、パーソナルセダンとCMでも宣伝していたGX71クレスタは好きでした。100系ならチェイサーかな。