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アメリカ・ニューヨーク市が採用する「ＮＶ２００」のように、日本向けにこそ次期車両として積極導入すべきかと思います。これからは高齢者や体の不自由な方に対して、さらに便利で使い易く優しいタクシーに代わっていかないといけない時代ですね。

介護タクシーでは「ＮＶ２００バネット」のさらにその「丁度良い感じ」が光る筈です。ハイエースの広幅ロング車を改造した送迎車が、狭い路地や曲がり角で苦労している光景をたまに見掛けますし、軽１ＢＯＸを改造したクルマはリフト架装等で別に介助者が乗る席を後部等に設ける事が困難な為、ドライバーさんたった一人で乗降介助しなければならず、逆にその小ささ・狭さに苦労されている事もあるようです。

それならばと既存の５ナンバー１ＢＯＸ車をベースにしようとしても、上記の例にしてもリフト架装を施した一台一台を車検場へ持込みで登録というのが大抵で、型式認定を受け独立した介護仕様（専用）車というモノがあるのでしょうかね？また業務上必要の無い装備等が付いていたりすると価格も当然上がるでしょうし。ただ「ネイキッド仕様で十分」なんて乱暴で極端な事は申しませんが、やはり送迎等業務に使用するクルマ・・・まるでマイクロバスのような「それ相応」といった感じで私は良いと思います。

ＮＶ２００バネットなら路地や住宅地にも適した大きさ、元が商用車なので比較的安価で特装対応も易く、現代の安全基準等を十分配慮された新しい設計で作られ、何よりセダンタイプのように腰を屈めて「よいこらしょっ！」と乗り込む感じで無いので乗客に優しいですね。さらに後席荷室スペースに全車リフト架装しておけば、わざわざ介護タクシーや介護ハイヤーを呼ぶ事も無く安心です。

ガスを燃料にする仕組みにしても、台数が確保され商売になると約束されれば直ぐにでも変更対応出来るでしょ？と思いますし、それに加えて「介護タクシーに本格参入」とか発表すれば企業イメージが上がるわ「直ぐに導入しよう！」とする人達との動きの相乗効果でこれら分野で”のし上がれる”チャンスの筈です。このタイミングでもはや「シーラカンス」な感じのある現行セドリック営業車を売ってやろうとはまず考えないと思います。