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現在の規制に至るまでの過渡期は商用車の規制の方が緩かった、と言うのはありますが、現時点での新長期規制と言われる排気ガス規制においては、商用車と乗用車のディーゼル排出ガス規制値は同等重量の場合は全く同一の規制値です。

商用車の場合、車輌総重量で区分され、1.7トン未満、1.7トン以上3.5トン未満、3.5トン以上の3種類に分類されています。重量が重くなるほど、緩くはなりますが、1.7トン未満のジャンルは乗用車と同じ規制値です。

商用車やバストラックではディーゼルが有るのに乗用車でディーゼルが復活しないのは、一般の人々特に都市部においてディーゼルは徹底的に悪者というレッテルが貼られてしまってるため、ディーゼルと言うだけで毛嫌いされる状況です。

東京都や横浜の販売店の営業マンから聞いた話では、もし万が一にディーゼルが復活するとそれだけで、それだけでその車種やそのメーカーを購入対象から外すと公言する顧客が少なくないと言う事です。

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都知事が就任直後に、旧型ディーゼルのみを叩いたつもりが、特にディーゼルPMを詰め込んだペットボトルがよほどセンセーショナルに過ぎたためか、新型だろうが何だろうが「ディーゼルはすべて悪」という解釈になってしまったのが現状。

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商用車ハイエース、現行モデル200系では、車輌単体の重量である車両重量で、既に1.7トンを超え、車輌総重量では3トン弱ありますので、乗用車と同じ排気ガス規制というわけではありませんが。

排出ガス基準値
PM:0.005→0.008
NO:0.08→0.15

とは言え、新長期規制の規制値は、とんでもなく厳しく、9年ほど前の短期規制の頃なんてPMは全く規制されていませんでしたので、1.7トン以上3.5トン未満の新長期規制値をクリア出来るディーゼルは高性能だとも言えます。

短期規制→長期規制→新短期規制→新長期規制という順序で強化されてきており、2年後には新長期の次という意味でポスト新長期が待ってます。ポスト新長期では、ガソリンとディーゼルの区別はほとんど意味を成さない様な規制値になります。

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ホンダやスバルは、欧州でディーゼル乗用車を販売してることを日本ではほとんど伏せている(積極的に宣伝していない)ため、日本の一般の人々は「ホンダやスバルはディーゼルを売らない環境によい会社」というイメージが持たれていたりする。