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自動車の場合、昔から暖房のときはヒーターと言う表現をします。
冷房に関しては、大昔はクーラーもしくはカークーラー、最近はエアコンといいますね。

元々、ヒーターは標準的に装備されていて、冷房はオプションであることがほとんどでした。

大昔は助手席のグローブボックスの下に吊り下げるタイプのもので、単に室内の空気を循環させて冷やすだけでした。
それがインパネの中に組み込まれて、外気導入でも使えるようになり、曇り防止にも使えるようになり、暖房と一緒に操作できるようになったものをエアコンと呼ぶようになりました。

自動車のエアコンは家庭用の冷房専用エアコンと似たようなもので、それ自体に暖房の能力はありません。
冷房をするときにはエンジンの動力を使ってコンプレッサーを回して、ガスを冷やして冷房をします。
コンプレッサーをまわすかまわさないかのスイッチがＡＣで、ＡＣはエアコンディショナーの頭文字です。


ヒーターはエンジンの冷却水（走行中は１００度前後）を使います。
設定温度を上げるとバルブを開いて室内のユニットに温水を流し、そこにファンで風をあてて温風を作ります。

ヒーターは元々捨てられていた余剰のエネルギーを使いますので、エアコンのように燃費に影響が出るようなことも無いので、寒いようでしたら遠慮なく設定温度を上げるべきです。
個人的には２３度では低すぎるようにも思います。

設定温度を上げても室温があがらないようでしたら、故障の可能性もあります。

少し前までスピードメーターの横に水温計が当たり前に装備されていて（温度計のマークがあるメーター）、水温が上がっているかどうか確認できたのですが、最近の車では省略されたものが多く、自分で判定できなくなっています。



ＡＣスイッチは冷房を使うときと、窓が曇ったときなどに使うと考えていいです。用が無いときは切っておいたほうが燃費にも貢献するはずです。