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某メーカーエンジニアです。

通常、まったくの空からLLCを入れると90～95%くらいまでしか入りません。
残りの5～10%はエンジン内に空気が残っています。
きちんとエア抜きをしないと、エンジンをかけて温度が上がると空気が膨張してリザーバータンクからLLCがオーバーフローします。
完全暖気をして空気がラジエター上部に集まり、エンジン停止して冷えると今度は収縮してリザーバーからLLCを吸い込みます。

よってnasa_cb_redさんの車の状況は通常です。
何度か完全暖気・冷却を繰り返すとエア抜き完了です。

ただし、オーバーヒートしてLLCが無くなるって一般的に考えると、熱でシリンダーヘッドとシリンダーブロックが変形をして、間のヘッドガスケットでシールができなくなってLLCが減るってことが考えられます。
①LLCが燃焼室側に入って燃えたのなら、排気ガスに白煙が混ざります。
②LLCが外に漏れたのなら、エンジンルーム内への漏れをチェックすればわかります。
③LLCがオイル通路にもれたのなら、オイルのフィラーキャップ（補充するキャップ）をあけてみたら、白いエマルジョン状（どろどろ）のオイルが付着していると思います。
①・③であればエンジンブローする可能性があります。
②はLLCを補充していけばブローする可能性はすくないと思います。
ただし、どちらにしてもディーラーや行きつけの工場に相談してオーバーホールなどの手を打ったほうがいいと思います。