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アルファ147の故障に関してですが、初期型のセレスピードにトラブルが多い傾向は確かにありますし、走行距離の多い個体や古い年式の車ですとそれなりに経年劣化が進んでいるのでトラブルが出る確率は高くなります。

しかし、156や147の世代になってからクオリティが急速に上がっており、かつてのイタリア車のようにトラブルの巣窟というような事はありませんから、路上で立ち往生というようなケースはほぼ考えなくて良くなっていますので、例えばランプが一つ切れたというような些細な事で、トラブルだ欠陥車だと騒ぎたる様な人でなければ、そんなに神経質になる必要はないと思います。

私の家族も2005年モデルの147に乗っていますが、保険料は国産と同等ですし、消耗品の値段が国産に比べて高いぐらいで、何もなければそんなに維持費自体は高いと言うほどの事もありません。
また、現在までトラブルらしいトラブルは皆無ですから、2004年モデルくらいから後のモデルで走行距離が少ない個体であれば、トラブルはあまり心配はないかもしれません。

モデルについては、AT限定免許であれば、セレスピードしか選択肢がありませんが、そうでなければMTモデルの方がトラブルが少ないですし、価格も安く車の魅力自体もMTの方がより引き出せますから、MTモデルの特に1.6が面白いと思います。
あと、限定車などで17インチなどデカイタイヤを履かせているモデルは、ベストバランスとは言い難いので見た目重視というのでなければ、ノーマルモデルの方がお勧めですね。

中古車購入のアドバイスですが、免許取り立てという事ですので、理想から言えば、トラブルを避ける意味でも、少し価格が高くても出来れば新車登録から3年以内のディーラー保証が残っている高年式車で、走行距離が2万キロ程度までの個体をお勧めします。

中古車でも新車保証が残っている期間の車であれば、ディーラーに持ち込んで12ヶ月点検程度の費用を支払って点検と手続きをすれば、ディーラー保証は継続出来ますし、トラブル時対応のP.A.S.Sも同時に手続きすれば継続する事が出来ますから、初心者であれば大きな安心に繋がると思います。

そこまで高いモデルは無理というのであっても、出来るだけ高年式の走行の少ない個体を選んだ方がベターで、新車価格が安い1.6は別としても、2リッターモデルで150万円以下の車はそれなりにトラブルがつきまとう覚悟が必要かと思います。

それから、エアロパーツやマフラーやダウンサスなどオプションが沢山着いている車は一見魅力的に見えますが、手荒く扱われているケースが多く、下手にいじりすぎてバランスを崩してしまっている個体も見受けられますから、出来ればそういう見た目よりも、オプションが少なくても整備がきっちりしてあるしっかりした無事故の個体を選ぶ事をお勧めします。

また、売却時に査定が大きく違ってきますので、販売店で事故の有無を必ず確認する事と、無事故であるならばその事を書面で保証して貰うと良いと思います。

あと、最初から候補を一台に絞らず、出来れば何台かピックアップして、必ず自分で試乗してその車のフィーリングを比較して、いろいろと確かめてみる事ですね。
147は、前のオーナー扱いによってかなりコンディションも違い、見た目良くても調子を崩してしまっているケースなどもありますから、試乗無しで購入するのはお勧め出来ませんし、何台か乗り比べればその個体差が分かり易いと思いますよ。
価格が安くてもコンディションが悪い車を掴んでしまうと、トラブルシューティングに追われるばかりで楽しめませんし、費用もかさんで結局高い買い物になりますので、車を見極める際は、舞い上がらずしっかり比較して下さいね。

アルファ147は、確かにトヨタの車のように乗って10年トラブルフリーいうのは難しいかもしれませんが、それを上回る魅力がありますし、最初からトヨタだけしか乗っていないという人とでは、車に対する接し方も違ってくると思いますので、些細なトラブルがあってもあまり目くじらを立てないのであれば、悪い選択ではないですよ。