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元VW販社にて、セールスをしていた者です
ちょうどその前後に該当車両を取り扱っていた者として
お答えいたします。

補足を確認いたしましたが、2002年のベースグレード
との事でこのモデルですと、初代の末期型モデルですね。

このモデルの場合、2000年に一度ビックマイナーを行なった後の
モデルで、エンジンの変更を含め室内外の大幅な変更を行なっております
（この車種はデビュー当時はエンジン排気量が1.6ℓでしたが、
この時に日本の該当クラスと競合させる為、1.4ℓエンジンに変更しています）
ですので、質感の面では満足できる物があります。
しかし、金額の点を見ますと、30万と金額は注意が必要です。
もしかすると、修復歴有の確率もありますし、
メーターの故障で、メーターの交換をしている場合もあり、
その場合、実際走行距離を誤魔化している場合もあります。
最近では、低価格車専門店が多く出てきている事もありますので、
そこで、購入した場合、保証が無いお店とかありますので
（あっても、1～3ヶ月とか短い期間の保証しかつけないお店もあります）
かなり不安の点があります。

同時に燃費とランニングコストの面で見ますと、
基本的に輸入車と国産車の場合、レギュラーガソリンのオクタン価の違いで
日本の方が低い為、レギュラーガソリンを使用すると、
故障の原因になるとの事で
日本ではハイオクガソリンの使用が指定されている事と
（参考として、日本ではレギュラーガソリンのオクタン価数は約90
海外では、約93～95が標準となっております。）
その上、走行形態が欧米では高速走行主体に対し、日本はゴーストップが多い為
又、フィット等国産では出力でも差が出ており、国産のフィットでは1.3ℓで
約110PSのパワーに対し この車種だと1.4ℓで75PSしかなく
（ヴィッツの初代モデルでも1.3ℓで87PSは出ます）明らかに非力であり
その点は、特に坂道走行時に影響が出ます。
その為、燃費は市街地走行では、リッター10km（大体8km前後）を切る為、
ランニングコストの点では意外と高く付いてしまいます。
（但し、税金等の面で見ますと、同排気量の為、国産のフィット等と同額になります）
又故障時の点でも、2002年登録という事で、9年落ちの点を考えて見ますと
ゴム・樹脂部品を主体に劣化が来ている場合があります。
これは、輸入車全体に言える事ですが、日本と欧米ではゴムや樹脂の耐久性の点で
問題があり、高温・多湿の気候である日本と
比較的、低温・乾燥の欧米の違いで、海外のゴム類は劣化が激しく、
それが原因で故障を起こすケースが有りますので、注意が必要です。
また、左ハンドルの国の車を右ハンドルにして設計しなおしている事で
補記類等の取り回しに無理をしている場合があり、
それが原因で、エアコンの冷媒ガス漏れとかのケースや
エンジン動力系統でのトラブルが多く
（尚、この初代モデルのミッションは日本のジャトコ製ですので、その点は問題はありませんが
この年の8月以降にフルモデルチェンジしたモデルからVW自社製に変わりましたの
で注意が必要です）
特にVW車は2005年以前のお車を購入の際には注意が必要です。
また、荷物スペースの面に於いても基本的には、
十分なラゲッジスペースを持っていますが、
双子のベビーカーが載せるとなると少々きついかもしれません。
あと、輸入車の場合、ウインカーやワイパーの操作が日本とは違っており、
国産ですとステアリングコラム部の右側にヘッドライトスイッチと
一緒になったウインカーレバー、左側にワイパースイッチレバーが装着しておりますが、
輸入車はその逆で、左側にウインカー、右側にワイパーのスイッチ形態となっており
（ヘッドライトは右ハンドル車の場合、ダッシュパネルの運転席右側に
回転式で装備しています）
その為、初心者やペーパードライバーが操作を間違えやすいので、
その点を踏まえて、貴殿の家庭の点や走行状況を鑑みて行くと、
私としてはあまりお勧めは出来ません
確かに、VWポロは輸入車を初めて購入される方にとっては、
お勧めの車種かも知れません。しかし、双子の幼いお子様がいらっしゃる家庭で、
現在の国内の経済状況等をみて、これからの生活を考えますと
安い輸入車は、下手な場合、修理代が高額になってしまい、
生活に大きな影響が出る事がありますので、
もしどうしても、ご希望であれば、一度販売店に、整備記録簿の閲覧依頼や
試乗をしてみて、比較・検討された方が宜しいと思います。


拙い文章で、失礼な事を書いたかもしれませんが、
貴殿と貴殿の家族の事も考えて、お答えした事を
ご理解していただきます様、宜しくお願い致します。