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プリンタの修理屋です。

実は、紙の世界では厚さを表すときに寸法ではなく、重さであらわします。

紙の製造方法で同じ重さでも厚いものと薄いものができてしまいますが、普通に流通しているものであれば大きな差がないと割り切っているのか、こういう表示が続いています。

さて、この機種に限らず、普通は６４～１０５g／㎡という規格で作られています。
身近な紙では普通のコピー用紙から官製ハガキというのが目安になります。

実際には封筒印刷などもできますので、物理的には普通紙で４～５枚程度の物は印刷できるはずです。

現在生産されているプリンタは、用紙を贈るローラーの上を紙が通り、それを上からバネが付いたローラーで押さえつけて位置を性格に決め、その後、用紙の上側からヘッドでインクを噴射します。(言葉では分かりにくいですけど）
紙が厚くなると、バネのローラーが上に逃げていくのですけど、ヘッドは連動しませんので、用紙とヘッドのクリアランスが少なくなっていって、最終的には擦ってしまいます。

大昔のＢＪＣ－７００ＪとＢＪ Ｆ８００だけが例外で、用紙が厚くなると送りローラーが下に下がって、ヘッドとのクリアランスは保たれる構造でした。
こういう構造であれば、理屈の上ではどんなに厚い紙でも印刷できます。

ＢＪＣ－７００Ｊを改造してＣＤ－Ｒの印刷をしたことがあります。２～３ｍｍくらいの厚みを通しました。この頃のプリンタは後から水平送りができましたので可能でした。

薄くても、コシが強いと送ってくれないこともあります。

ｉＸ５０００の場合は茶封筒程度と考えておけば間違いないでしょう。