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プリンタの修理屋です。

単位を読み違えてませんか？

MP490／MP270のスペックには、カラー4.8ipm、モノクロ8.4ipmとあるはずです。

このipmというのは、イメージ・パー・ミニッツの略で、１分間の印刷枚数を表します。
http://e-words.jp/w/ipm.html


MP640は、カラー8.1ipm、モノクロ9.2ipmですから、MP640の方がどちらも早いという事になります。

普通紙印刷に関して、国際規格が決まったようで、昨年あたりからこの単位が使われています。
写真に関しては、従来通り時間で表しています。


かなり昔に聞いた話ですけど、海外ではプリンタを使っての写真印刷をする人は少ないという事です。
２０世紀末頃にキヤノンとエプソンが画質競争をしていましたが、その当時でも世界一売れていたのはｈｐだったはずです。

げんざいでも、普通紙印刷は重視するけれども、写真印刷は「二の次」という感覚なのかも知れませんね。


なお、MP490とMP640の速度で特徴的なのは、カラーとモノクロの速度差です。
MP640の方が差が少ないですね。
これはノズルの数の差の問題もありますけれど、プリンタ内部でデーターを処理する回路が違うという事もあります。
かなり前の機種ですけど、PIXUS iP4100と次年度モデルのiP4200では同様の現象が起こっていました。
iP4200のカラー印刷は劇的に早くなりました。