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プリンタの修理屋です。

作業の内容についていくつかの認識不足があるようです。

まず、CD-RやDVD-Rの表面に何かの絵などを貼り付ける（表示させる）には大きく２つの方法があります。
ひとつは丸く切れ目が入ったラベル用紙に印刷して、それを貼り付ける方法で、ラベル印刷という作業になります。
もうひとつは、真っ白で印刷可能になっている（プリンタブル）CD-RやDVD-Rに直接インクを吹きつけて印刷する方法です。こちらはレーベル印刷といいます。


ラベル印刷は、そのラベル用のテンプレートも入手できるのが普通で、それを使って印刷していきます。
プリンタは特殊な物ではなく、普通のもので十分です。
できばえはきれいで、写真もきれいに印刷できる用紙もありますが、ディスクの上に貼り付けるために厚くなり、カーづてレオの用にディスクを直接差し込むタイプのデッキでは詰まってしまって出てこないことがあります。

それに対してレーベル印刷はそれが出来るプリンタが必要になります。
MP640は対応しています。
プリンタのドライバをインストールすると「らくちんCDダイレクトプリント」というソフトがインストールされますので、それを使います。
文字や画像を配置して専用のトレイ（CD-Rを固定する板）を使って印刷します。


どちらの場合にしても、画像は事前にスキャンして用意しておくことが必要です。

この機種はスキャナも付いていますので、読み取ることは可能です。
ただ、問題が２つ。ひとつは著作権の問題。個人的に楽しむのであれば問題視されることもないでしょうけど、人にあげたりすると問題になる可能性はありますね。
もうひとつは、ＣＤもＤＶＤも表面が金属光沢になっているものは多いです。（最近はピクチャー仕様も多いですけど）
金属光沢のものはスキャナでは正常に読み取れません。普通は黒っぽくなってしまいます。
これは、スキャナの宿命で、どうにもなりません。


さらに、この機種はレーベルコピーという作業も可能です。
原稿台にマスターのＣＤ／ＤＶＤを伏せて、トレイにプリンタブルディスクを載せてコピーします。
ＰＣレスでレーベルがコピーできるわけです。
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/allinone/mp640/features-copy.html


追記 ： 専門外のメーカーですが、直接的なライバル機種ですから、どちらを選んでも大差ないだろうという意見は多いのでしょうね。
言われるとおりに写真しか使わないのでしたら、６色インクのEP-802Aのほうが有利といえます。
ただ、その分ランニングコストは高めですし、普通紙印刷の場合はキヤノンのクッキリ感には及ばないかも。
逆にキヤノンは写真印刷でも４色ですから、エプソンには及ばない可能性はあります。メーカーとしては十分な画質が出るとして、コストと普通紙印刷への対応を優先させたのでしょう。

厳密に見ると、極端に性格の違う機種です。サンプルを見たり、使い方などを考えて決め手いただければと思います。