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ワーキングディスタンスですね。被写体によって作業するのに適した距離というモノがあります。また、表現方法も同じです。おおざっぱに言うと４０ｍｍは小回りが利くが、それ故に小さいモノには使いにくい面があります。４０ｍｍと９０ｍｍで被写体（花等）同じ大きさ（等倍：限界近く）に写す場合、９０ｍｍでは距離がとれるためにＡＦもまぁまぁ、三脚も可能なくらい余裕がありますが、４０ｍｍではかなり近づかなければ写せないためにＡＦなんぞ使い物にならないどころか、三脚は立てられない、たてれたとしても特殊な道具（マクロスライダー）がないとピントも確実に合わせれないくらいに使いにくいです。その為に、通常標準マクロは１／２倍と無理しないモノが多く、望遠マクロは１／１倍（等倍）まで行くモノが多いです。４０ｍｍではその１／２倍から１／１倍までの撮影をしようとすると非常に使いにくいと言えますね。でも４０ｍｍにも適した被写体はありますね。特殊なアングルを必要とする表現方法です。９０ｍｍですと被写体までの距離が長くなるために、上下のアングル角は付けられません。画角も狭いし、背景は「ボケ」がほとんどです。どうしても表現方法が真横近く、背景はボケになるために、表現が単一化しやすいです。「綺麗なだけ・・・」故に「花（風景）には向いている」と言えますね。醜いところは切り捨てられる・・・４０ｍｍは使うのが不便、９０ｍｍは表現が不便・・・みたいに思われると良いですよ。決して４０ｍｍが９０ｍｍにおとるとかじゃありません。しかし、まず初心者がオールラウンドに使うには９０ｍｍをおすすめします。使いやすいですし、なにより「キレイ」に撮れることで、満足しやすいです。逆に上達してからじゃないと４０ｍｍの真価は出せず、ただ使いにくいのを我慢、カバーする事になり、上達しにくいかもしれません。９０ｍｍでも小物は撮影できますしね。不利でもないですね。普通の撮影条件でやれれば・・・画角も狭いので、それを利用すれば４０ｍｍよりも小物でも使いやすいですよ。もちろん仕事で小物しか撮らない・・と言う場合は４０ｍｍでもかまいません。たいした使い方もしませんからね。ただ、小さいスペースでやるとか、特殊なアングル（小物や、料理＋αを写す）でおこなうとなると画角が広く、小回りが利くのは非常に便利です。お店の料理の紹介の撮影・・・とかも４０ｍｍが適してます。雰囲気まで伝えられますね。９０ｍｍでは料理のみ・・・になりやすいです。マクロはそうやって作画意図によって選びますので、決して「被写体だけ」の要素ではないことを考えて選ばれてください。まぁ、両方使えるのがベストなんですが・・