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質問者さんが候補に挙げているうち、シグマ50㍉マクロとトキナー100㍉マクロはD3100にはダメです。これらのレンズは、D3100ではAFで使えません。マクロ撮影では、MF撮影が有利ですが、マクロレンズはマクロ撮影以外にも多目的に使えるので、やはりAF不能の機種は除外した方がよろしいですね。D3100では、レンズ内AFモーター非搭載のレンズは、AFで使えないのです。現行品の場合、次のマクロレンズはD3100ではAF不能ですので、始めから除外して下さい。●トキナー35mmマクロ●トキナー100㍉マクロ●シグマ50mmマクロ●Nikon純正の60mmマクロのうち、Ai-AFマイクロニッコール60mm/F2.8Dの方中古市場に流通している過去のレンズだと、レンズ内AFモーター無しの確率が一段と高くなります。これはD3100に使用するレンズを購入する場合の、重大事項です！マクロレンズにも様々な焦点距離のレンズがあり、作画意図や撮影スタイルによって適切な焦点距離は変わってきます。例えば花の撮影の場合なら、60mmから70mm程度の中望遠マクロレンズが最も無難で使い易い焦点距離であるといえます。90mmや100mmクラスより撮影の負担が少なく、被写体から撮影レンズまでの距離をある程度保つ事もでき、小物などを含む多目的な用途に対応できます。D3100のように35mmクラスや50mmクラスの中に対応できるマクロレンズがない場合は、このクラスが一番初心者の方にも使いやすく、負担も少なくて済みます。60mmから70mmクラスの中望遠マクロとしては、Nikon純正は60mm、タムロンからは60mm、シグマからは70mmが発売されています。◆タムロン60mmは優れた描写性能を持ち、前後のピントの外れた部分のボケ味も大変良いのですが、D3100を含むAPS-C規格デジタル一眼レフ専用レンズですので、フィルム一眼レフには使用不能であり、フルサイズ・デジタル一眼レフではベストな画質を得られないDXモードでの撮影に限られるため十分な性能を発揮できません。◆シグマ70mmマクロはフルサイズやフィルム(AF機)と兼用のレンズで、お求めやすい価格で、シャープな描写です。◆純正AF-S60mm/F2.8Ｇもフルサイズやフィルム(AF機)と兼用で、値段は高くなりますが、より高速なAFが大きな特徴で、高度なコーティングなど様々な高い技術が投入されています。●質問者さんの目的や要望を読むと、タムロン60mmマクロか、シグマ70mmマクロあたりが焦点距離的な使いやすさ及び価格面で良いのではないかと思います。(タムロン60㍉は柔らかいボケ味など情緒的な描写が持ち前ですが、十分シャープな画像も得られます)選択の分かれ目は、Nikonのフルサイズ機や、フィルムAF機との併用が視野に有るのか無いのかという点が関わってきます。http://m.kakaku.com/itemview/itemview.asp?prd=K0000048629http://m.kakaku.com/itemview/itemview.asp?prd=1050501177790mm～105mmの中望遠マクロは、花の撮影の場合なら主題を強調して、前後の美しいボケ味を強調するなどに都合の良い焦点距離といえます。昆虫や小動物の撮影では、60mmや70mmに比べて撮影レンズと被写体の間に距離がとれますので有利となります。しかし手ブレの危険が高まるなど、撮影は60～70mmクラスより難しくなります。このクラスならタムロン90mmマクロが描写性能の良さに定評があり、やさしさとキレ味をバランス良く併せ持っていて、どんな時でも使いやすい描写傾向です。良いレンズにもかかわらずお求めやすい価格であり、このクラスの中では無難なレンズです。尚、タムロン90mmもフルサイズやフィルム(AF機)と兼用のレンズです。マクロ撮影は、ピントが合う範囲(被写界深度)が極めて狭くなり、手ブレが大変発生しやすくなります。ですから三脚使用が原則です。コンデジのマクロ撮影よりも、一眼レフのマクロ撮影の方がピントが合う範囲(被写界深度)は一層狭くなります。マクロ撮影は独特の難しさを伴うジャンルなのです。マクロ撮影では、MF(手動)でピントを合わせた方がスムーズで的確なピント合わせが可能な場合が多いので、MF撮影が不可欠になります。しかも実にシビアなピント合わせになります。何れにしてもマクロ撮影では、MF撮影が有利です。マクロレンズならではのカチッとシャープなマクロ写真を得るために絞り込んで使う場合や、前後を美しくボカすなど優しくファンタジックな作風の写真を得るために絞りを開け気味にして使う場合などなど、意図とする作風や様々なケースによって絞りの選択は様々なのですが(それゆえに絞り優先オートでの撮影が最適な場合が多い)、何れの場合も正しいピント合わせとブレの克服が要です。花の撮影では風による被写体ブレが大敵です。風で被写体の草花が揺れている場合は、たくさんのコマを撮影して、その中からブレ等の問題のないコマを選択する必要があります。