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【質問者さんが希望しているような、大変広大なズーム可能範囲を持つ「高倍率ズーム」の長所と短所と、適した用途について】こうした高倍率ズームはその広大なズーム可能範囲(ズーム比)を得るためにレンズ性能を犠牲にしざるを得ない部分がある事は紛れも無い事実であり、他のジャンルのレンズ(画質重視の単焦点レンズはもちろん、一般的な標準ズームや望遠ズームも含む)に比べて画質のハンディを避ける事ができないところがあります。その画質のハンディは望遠域で大きくなる傾向があります。でも、高倍率ズームには高倍率ズームの利点を活かした活躍の場も有ります。旅行には広角から望遠まで、日常的に多用する画角の範囲を幅広くカバーした高倍率ズームが1本あれば様々なケースに対応できます。また、旅行時に多くの機材を持ち歩くのは負担が大きいし、荷物が増えるために下手をすると盗難の被害に遭う危険が大きくなるともいえます。ですから最小限の機材で間に合わす事が一番です。したがって旅行時には高倍率ズームは実に強い味方になります。他にもレンズ交換の時間が惜しいような迅速さを求められるような撮影で、広角から望遠まで幅広く必要な状況などの撮影に適しています。でも、大伸ばしを目的にする場合や、こだわりの作品づくりや、画質にこだわる写真(中でも細部描写にこだわる場合)には適さないレンズであるという事です。【D3100の場合は交換レンズを購入する際に注意を要する重要な事がございます！！】以下の大衆機(D3100、D3000、D5000、D60、D40シリーズ)でAF可能なレンズは実は限られており、レンズ内AFモーターが内蔵されているレンズに限られます。(D3100などの上記の大衆機には、カメラボディー内にAFモーターが無いためです)Nikon純正の場合は「AF-S」と頭に入っているレンズが、レンズ内にAFモーターが内蔵されたレンズであり、D3100などでAF可能なレンズです。レンズ内AFモーターが内蔵されているレンズ以外は、AFレンズであっても、ボディー内AFモーターに依存するタイプのレンズなので、D3100などではMF(手動ピント)で使用しなくてはいけません。レンズメーカー製のNikon用レンズの中にも、レンズ内AFモーターが内蔵されていないレンズが多く存在しておりますが、純正レンズのようにレンズ名称の頭の「AF-S」の文字の有無で見分ける事ができないので、購入する場合は必ず、この点を必ず確認しなければいけません。【本 題】タムロンAF18-200㍉F3.5-6.3XR・DiⅡは、レンズ内AFモーターが内蔵されているタイプNⅡ型と、レンズ内AFモーターが内蔵されていないタイプ従来型の2種類が発売されているので、購入する場合は必ず、レンズ内AFモーターが内蔵されているタイプNⅡ型の方を購入しましょう。このレンズは高倍率ズームとしては、まあまあ良好な部類ですが、手ブレ補正機構を内蔵していません。望遠域で使用する時には、18-55mmなどの標準ズーム使用時に比べて手ブレの危険性が大幅に高くなります。望遠域での撮影(特に120㍉域以上など)では三脚使用が理想ですが、三脚を立てれない状況や使えない状況も珍しい事ではありませんし、迅速に手持ち撮影したい場合も有ります。手ブレ補正機構が内蔵されていないタムロンAF18-200㍉F3.5-6.3XR・DiⅡでは、特に初心者の方の望遠域での手持ち撮影の場合は下手をするとブレボケ写真の量産にもなりかねません。手ブレ補正機構の内蔵されていないタムロンAF18-200㍉F3.5-6.3XR・DiⅡを使用して望遠域(中でも特に120㍉域以上などでは)手持ち撮影をする場合は手ブレ防止のためにカメラの構え方などに十分注意しつつ、しっかりとカメラを支えなくてはなりません。(例：両足をある程度開いて、両足にガッチリちからを入れて立ち、わきの下を閉じてガッチリとカメラを支え、額にカメラがしっかり密着するようにして構えるなど……。人それぞれではありますが)Nikonの「AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VRⅡ」は手ブレ補正機能付きで、しかも高倍率ズームとしては画質のハンディを低く抑え、良好なレンズ性能を持つ高倍率ズームレンズです。Nikon用の高倍率ズームでは、これが一番ベストです。ただし価格は高くなります。→http://m.kakaku.com/itemview/itemview.asp?prd=K0000049475リーズナブルな価格で、手ブレ補正機構付きでレンズ内AFモーター付きでD3100にもAFで使える高倍率ズームには「シグマ18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSM」があります。評判は悪くありません。→http://m.kakaku.com/itemview/itemview.asp?prd=10505011851高倍率ズームゆえの画質のハンディを可能な限り小さく抑えたい場合には、もし予算が許すならNikon純正をオススメいたします。