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三脚に載せる撮影目的には、おおざっぱに言って２種類有ります。

１．定点撮影といって、カメラを長時間固定して撮影するための目的のため。
２．動きのあるものを追いかけて撮影する、手持ちよりも安定した映像を得たい場合。
（大概は、被写体の動きに従い、ズーム操作が必須になる）

１．の場合は、極端にはどんな三脚でも良いです。
（ただ定点撮影と言っても、微妙に動きますから、その精度が必要な場合は、それなりのものが要求されます）
例えばですが、こんなもの
http://kakaku.com/item/K0000297194/

ディスカウントストアでは、同等品でも９８０円のものも売られています。
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p299413953

２．の場合は、要注意です。
動きのある被写体を追いかける場合は、ヘッド（雲台）の動きがスムースなものが絶対に必要になります。
それに伴い、三脚の足の剛性（強さ）が必要になり、家庭用の軽いカメラであっても、最低１０，０００－１５，０００円くらいのものが要求されます。

しかし、それ以上に重要なことは。
被写体の動きに合わせて、ズーム操作が必要な場合が多いというか、ほとんどがその操作を要求されます。
その一例ですが、例えば運動会を想定しましょう。
ゴール付近でお父さんが三脚にビデオカメラを載せて待機しています。
走ってくる我が子を、最初はスタートする位置での我が子を、ズームアップして捉えています。
我が子が走ってきます。
近づいてくるに従って、ズームをダウンしなければならないのですが、三脚に載せたカメラを右手に握ったパン棒で、必死になって我が子を捉えます。（皆さんは、たぶんこれだけで精一杯なはずです。）
同時に、近づいてくる我が子は、だんだん大きくなりカメラの画面からはみ出てしまいます。
そのためズームダウンしなくてはならないのですが、カメラの上部に設置されている、あの小さなズームボタン。
空いている左手で、あのボタンを操作しようとしたときに、例外なくカメラが大きくブレてしまいます。
肝心な我が子が、1等でゴールする瞬間が、まさにブレブレになってしまうわけです。

そんな撮影なら、むしろ三脚には載せないで手持ちで撮影した方が、はるかに見られる映像になります。

ＳＯＮＹのリモコンズームは、この問題を解決してくれます。
むろん操作する人の技量で、その結果は大きく変わりますが、少し慣れてくれば、近づいてくる我が子を的確に捉えてくれる可能性は非常に大きい訳です。
運動会を例に捉えましたが、そのほかのあらゆる三脚撮影では、ＳＯＮＹのズームリモコンと、他社のものとでは大きく差があるのです。

では、他社のカメラでは、ズームリモコンが一切使えないのか？
数十万する業務用カメラでは、大概使えるのですが、家庭用ではかろうじてＣＡＮＯＮが、ＨＦ－Ｇ１０という８万以上のカメラでその機能が使えます。
http://kakaku.com/item/K0000219032/
ＶＩＣＴＯＲをはじめとする、他のメーカーでの家庭用では、この機能はありません。

ＳＯＮＹのカメラでは、３万程度のものから、この機能が使えるようになっています。
決してカメラの性能がＳＯＮＹがダントツであるという意味ではありませんが、レンズの広角度、手ぶれ補正の精度なども考慮すると．．．．という結論になります。