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工業製品は新しい物ほど良いとされています。それは新しい技術等が盛り込まれて性能その他が上がっているからで、その点からすればインプレッサがいいでしょう。オーリスは登場から既に6年経っています。

その他の理由として
・使い勝手
上記の理由も含め、スペースユーティリティーはインプレッサの方が優れています。これはレガシイの下の受け皿的役割を含め、初代から「スポーツワゴン」とワゴンを謳ってきた流れもあり、ハッチバックの中では広い荷室を備えています。
オーリスも平均以上と決して狭くはありませんが、比べれば……です。
・4WDが選べる
オーリスにも4WDはありますが、やはりスバル車の方が一日の長があります。特に1.6Lマニュアル+4WDは大変魅力的です。
・車のパーソナリティが洗練されたイメージがある
特に水平対向+4WDというレイアウトは、世界でも非常に稀なので、所有することの喜びを感じられるかもしれません。

逆にオーリスの方が優れていると思う点は、
・CVTのマニュアル操作(1.8Lに限る)が、フロアシフトでもおこなえること
両車ともパドルシフトはありますが、フロアシフトで操作できるのはオーリスです。ワインディングを走る時は、パドルシフトですとパドルを見失うことがあります。
・デザイン
これは完全な好みなのですが、インプレッサは悪い意味でトヨタ的な感じになってしまいましたし、オーリスは良い意味でトヨタ的ではない感じです。特にリア付近は国産車のなかでも秀逸なデザインであると思います。フロントは……ですが。
・車としての質感
オーリスの内装はプアですが、作りこみや「ぱっと見」の見せ方はさすがトヨタといったところ。ただし少々軽い感じではありますが。

その他は特に大きな差はありません。
4WDという点を除けば、走行性能や実用燃費に差はありませんし、オーリス前席の小物置き場の少なさを除けば、使い勝手も両車とも悪くはないです。
オーリスのデザインは今になってもなかなか悪くないものですし、メーカーの好みは人それぞれでしょう。

追伸
オーリスが語られる際、「リアサスのトーションビームが……」と言われますが、これは無視してかまいません。
乗り心地のほとんどは、使用されるダンパーやバネの強さ、またブッシュで決まる、いわゆる設定次第というやつなので、このクラスでサス形状による違いはほとんどありません。
また実際の走行性能ですが、ワインディングを相当なスピードで振り回しても破綻することはありません。(実際走ってみました)