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もともとスカイラインとはかつて存在したメーカー「プリンス自動車」が作っていた4ドアセダン車です。現在プリンス自動車は日産に吸収合併してしまったので、日産がスカイラインを作っています

GT-Rとはもともとレースに出るために開発された、スカイラインのグレードです。
1960年代当時、レースで高い性能を誇っていたプリンススカイラインGT（S54B）が、トヨタ勢の1600GTに王座を奪われたことから、1969年に初代スカイラインGT-Rが開発されました。
スカイラインGT-Rは2ドアスポーツカーと認識されていますが、実際は普通の4ドアセダンのスカイラインに、レーシングカー仕様のエンジンを載せた、先代のS54B同様無茶苦茶な車でした（翌年以降2ドアハードトップのみに）。外見はセダン、中身はレースカーということから、当時はハコスカ（ハコ＝セダン、スカ＝スカイライン）と呼ばれました
1973年にフルモデルチェンジを果たしますが、排ガス規制でわずか197台にとどまり、それ以降は1989年にR32として復活、スカイラインGT-RはR34の販売が終了となる2002年まで活躍しました

現在R35となるGT-RはスカイラインGT-R（R34）の後継車と言われています（私は絶対に認めませんが）が、メカニズムが全く違い、ボデイも新設計で、何一つスカイラインの物を利用していません

一方スカイラインは、実はR34で消滅する予定だったそうですが、社長の意向で市販が継続されたそうです。後継のR34とは全くイメージが違う外見をしていますが、今のスカイラインはローレルあたりの後継車として作っているようです。日本でこそ売れてはいないようですが、米国ではバカ売れしているようです