49

view

「最終型にはあった」という方がいますが、私は記憶はありませんね。
そもそも、最終型は３ナンバー専用ボディですから、それをベースとしたバンは考えにくいですしね。

また、実質ローレルワゴンだったステージアも結局はローレルの名前はもらえませんでした。

初代のローレルは見かけが５１０ブルーバードとよく似ていて、「どこが違う？」「意味があるの」と言う声もありました。特に私が育った田舎では「高級」というものを理解できずにいました。
ところが２代目のＨＴが爆発的に受け、３代目の４ドアＨＴで初めて「大人の車」というポジションを獲得できたようなものです。
ところが、これ以降はコンセプトの進化もなく、自動車の高級化は全体的にかさ上げされ、埋もれていったように思えます。
大昔なら、少し高級な布製シート、木目パネル、パワーウインドウ、クーラー（当時はクーラーの時代）でも付いていれば充分でした。
今は軽自動車でも標準装備になってしまいました。

最初の企画はプリンス自動車で、（おそらく）皇室に提供するような高級感を感じさせるというものなのではなかったのでしょうか？
ですから、機能優先のバンはイメージダウンになるわけです。
ある意味、現在のレクサスに通じるのでは。
失敗（消滅）の原因はあそこまでこだわれなかったことと、日産の体力の問題でしょう。