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プリンタの修理屋です。

まず、「はやい」モードはインクを節約するわけではなく、印字速度を上げるのが目的で、そのために画質の劣化を招くモードという事です。
インクの節約は主目的ではありません。

縦に並んだノズルからインクを噴射していくのですが、すべてのノズルからインクを噴出すためには、各ノズルへの指示を計算してやる必要があります。
全部のノズルについて計算するのは大変なので、間引いて使う・・・・と考えるのが普通ですけど、実は「普通」の状態で半分くらいに間引いています。
「きれい」などのモードにすると全部のノズルを使うのが普通です。

「はやい」というモードの場合、横方向の噴射回数を減らしていることが多いようで、「普通」の１／２～１／４程度が多いですね。

曖昧な表現になるのは理由があります。
「普通」と言う状態でも、用紙の種類によって解像度が異なっているからです。

普通紙などの場合は、１／２程度を考えてよいと思います。

ちなみに、これは、そういう情報があった古い機種からの推測です。


ただし、あまり意味のある話ではないという事をお忘れなく。

これはあくまでも印刷時の話であって、起動時のクリーニングは変わらずに消費するということ。
長く使わずに放置しておくと、自動的に強力なクリーニングが入ることがあり、大量のインクをロスします。

たとえば、起動時のクリーニングで５０のインクを消費、印刷で１０のインクを消費（概念ですので、数字は比率と思ってください）するとした場合、印刷時のインクが５になったとしても、全体のインク消費量は６０が５５になるだけで、思っているほどの効果はないという事がありえます。