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プリンタの修理屋です。

「B200」と言うエラーは、MP630の数世代前から用意され始めたエラーで、それ以前のものにはありませんでした。
詳細はさておき、電気系に重大な障害が発生したという意味で、基本はメイン基板とプリントヘッドのセット交換するように指示が出ています。
ただ、MP630以降の機種はメイン基板の耐久性があがっているのか、プリントヘッドの交換で済むものもありました。（ごく一時期でしたが・・・・）

発生の理由で一番多いのは、非純正インクの使用です。
ただ、純正インクばかり使用していたとしても発生することはあります。使用頻度が低い場合はその傾向が強いようにも思えます。

ネットオークションで「ジャンク品」として検索を掛けると「B200」のジャンクはたくさんヒットしますので、潜在的にはかなりの台数があると思われます。
そうだったとしても、問題なく使われている機械のほうが圧倒的に多いはず。
発生率が高くなればメーカーがリコールを出すはずで、個人的にはリコールになってもおかしくないレベルと感じるのですけど、その動きはありません。

ひょっとしたら、修理に出したり、クレームを付けるユーザーが少なくて、メーカーが錯覚しているかも知れません。
いずれにしても、一度メーカーにクレームの電話を入れても良いでしょう。


対策としては修理に出すしかありません。
今回の場合、最初に「B200」が出た時点で、それなりの対応をしていれば安く仕上がったかも知れません。
「B200」が出た場合、とにかく電源を切って（ロックされていないはずですから）プリントヘッドを抜き取って電源を入れます。
この状態で「プリントヘッドがついていません」と言うメッセージが出ると６０％以上の確率でプリントヘッドの交換だけで済むはず。

ざっくり入ってしまうと、プリントヘッドの回路に過電流が流れているような状態で、すぐにやめればダメージは局部的におさまったのですけど、通電してチェックしている間に他の部分も壊してしまったわけです。


途中で発生した「5200」というのは、プリントヘッドの以上をあらわすエラーなのですけど、この時点でメイン基板の関連した回路が焼ききれていて、エラーメッセージすら発しなくなり、残ったヘッド不良のエラーだけを表示したものと思われます。

最終的にはインクの噴射を司る回路が死んでしまって真っ白というわけです。


純正インクを使っていれば、メーカーに修理に出せば9,450円の定額で修理してくれるはずですが、非純正インクを使っていると拒否される可能性もあります。
また、通常修理で依頼すれば修理はしてもらえる可能性は高いです。
この場合、17,000円程度になると思います。

メーカーでキチンと修理した17,000円と、素性の分からない16,000円の中古。どちらをとるのでしょうね？


純正インクしか使っていなかったのでしたら、修理が一番お得だと思います。（３ヶ月の保証もつきますし）

どうせなら新品を購入しては？
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