797

view

プリンタの修理屋です。

そういう対応の情報は私のところにも来ています。
実は、前回に回答した２日後のことです。

交換して送ってくるのは、確実に新品です。けっして中古品とか再生品ではないはずです。
（ウチも別の機種で対応していますが、完璧な新品です。ただし保証書はありません。）
一応、MP640は売り切って終了したのですが、こういった対応のために若干の残していたようです。

修理に出した商品はメーカーが回収するのが条件です。


まあ、厳密にグレードを比較すれば若干のダウンととられても仕方ないですね。
MP810が販売されていた当時はその下にMP600という機種があり、MP640はその後継機種と言うわけです。

ただ、MP810の後継機種が出なかったこと、
MP600の下には（独立インクタイプの）商品はなかったはずですが、MP640の下にはMP550、MP560という機種があるので、実質的にグレードが上がっていると見ることが出来ます。
さらに、フィルムスキャンの要望は激減したようで、すべてのメーカーを見渡してもキヤノンのMG8130だけになってしまったようです。

諸々考えれば、機種交換のグレードとしては妥当と考えられるでしょう。


前回も書いたとおり、MP640は若干ランニングコストが上がっています。
また、基本的な機能では大差ないのですけど、カセットから給紙できる用紙の種類が制限されました。Ａ４、Ｂ５の普通紙だけと考えてよいです。
それ以外は後トレイになります。

メカ的には後トレイの給紙が大きく変わりました。
MP810 は後トレイもカセットも正面から見て右寄せに紙をセットしますが、
MP640 の後トレイは中央にセットします。
このほうが写真印刷のときの汚れ付着の可能性が減ります。

また、まったく設計が変わったのですけど、MP810の時代の問題点はほぼすべて解決されています。
このシリーズの初代のMP630は細かいトラブルがありましたが、MP640は改善されてかなり安定性も上がりました。