NIKON SP 復刻モデルの取扱説明書・マニュアル [全44ページ 2.34MB]
SP_(10)02.pdf
gizport - 2013-09-16
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被写界深度被写界深度とはレンズの焦点を合わせたある距離の被写体の前後どれだけの範囲が十分に鮮鋭な像として得られるか,その奥行きのことです。この深度はレンズのFナンバー(F:1.8,F:5.6, 8など)F:と焦点を合わせた被写体迄の距離とに関係し,Fナンバーの数が小さければそれだけ被写体の前後で鮮鋭となる深度は浅くなり,また被写体の距離が近ければそれだけ深度は浅くなります。ニコンカメラでは別の被写界深度表を参照する必要はありません。(交換レンズでは各レンズの鏡胴についております)レンズの取付け基部に深度計がついておりますから,深度はこれによってただちに読みとることができます。次にその読みとり方の一例を示しておきます。例15いま広角3.5cmレンズの場合を例にとり被写体の距離を3mとします。この距離にレンズの焦点を合わせますと,深度計の指標に距離目盛は3mと出ます(第15図) そこでレンズをF:。5.6に絞った場合の深度は,指標の両側の5.6という数字によって読める距離範囲となります。すなわち約2mから5mまでの間であります。いいかえますとカメラから2.25mより5mまでの間の被写体ならば絞りF:5.6の場合に十分鮮鋭な像が得られます。更にこれにより前後にはずれた被写体は次第にぼけてしまうわけです。内部フィルム面の位置16カメラ上ぶたのアクセサリーシューの近くにつけてある というマークはカメラ内に装填したフィルム面の位置を示します。これは近接撮影の際などに被写体距離を厳密に定めたいときの基準点として利用します。― 19 ―
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