205

view

実際に実父が通常使いにGT-R（プレミアムエディション）を所有しております。
私も通常使いで乗ります。
サーキットや峠へは行きません。
街乗りメインで高速走行もあります。高速走行時は踏みます。
年に約10,000km走行で、初車検までで33,000km。
只今4年目です。

先ずGT-Rの維持費ですが、所有するだけで普通の車よりもかかると考えて良いでしょう。
正確に言うと一般的な車も大事に乗るとなると本来であれば結構な維持費が掛かる筈なんですが、現実は維持費を掛けずに乗っていると言う事です。
最上級の維持では無く中級から下級の維持で動かしているのです。

例えば・・・
GT-Rはハイパフォーマンスの車両であり、繊細なハイテクマシーンですから、最上級の丁寧な維持が必要とななります。
日産がGT-Rに設定しているハイパフォーマンスプログラム。これは維持費の補填となります（この内容だけで十分と判断されてのプログラムでは無いようです。個人的に判断すると中級内容の維持プログラムです）
コレにプラスして走行距離に関わらず３ヶ月毎のEgOIL交換。
年１でのデフOIL交換も有った方が良いでしょう。デフのトラブルは意外に有ります。（メカニカルな交換は無いものの、初車検までにデフトラブルで３度入庫しました。その度にOIL全交換）
ブレーキフルードは5,000km交換又は年１交換。
フルードの劣化により意外にブレーキパッドへの負担が増えます。
で、このOIL系の価格が高い・・・何故ならハイパフォーマンスセンターへの入庫が必要とされるからです。GT-Rの最大の維持費のネックはココだと思います。入庫までの手間賃が込められているのでしょう。
ここまでで年間約20万～25万円の維持費用です。（タイヤ、ブレーキパッド、ブレーキローターは入れません）

ここまで丁寧に入庫させても更にディーラーからアレコレ消耗品御の交換を推奨されました。バッテリー（初車検時）ワイパーゴム（3ヶ月毎）LLC（毎年）プラグ（毎年）クリーンフィルター（半年毎）etc・・・
我が家ではここまで必要ではなかったので先延ばしにしたり、未だに交換していないものも有りますが、その都度ディラーの言うがままに交換をしていたら、おそらく年50万近くは掛かっていた筈です。
長持ちをするとは各パーツの事であって、その維持を支える消耗品の事ではありません。
やはりある程度の維持費は必要になるでしょう。
GT-Rのネックはハイパフォーマンスセンターです。維持費もそうですが、リセールもコレがネックとなりなかなか高値では買い取ってくれません。基本日産での乗換えでの下取りです。（昨年の車検時で約半分の下取り価格でした（乗換え前提））

やはり高額な維持費の根源はディーラー、ハイパフォーマンスセンターへの入庫です。保障は無くなりますがディーラー以外で受け入れてくれる工場が有れば一般車並に維持費は下げられるでしょう。