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Y31の頃は4ドアハードトップで、中小企業の経営者が自ら運転する感じのドライバーズサルーンでした。
当時風の言い方をすれば「ハイオーナーカー」とか「ハイソカー」ですね。
シーマが登場する前は、セドグロとプレジデントしかなく、セドグロにはオーナードライバー向けの4HTと、ショーファードリブン向けのセダンがありましたが、プレジデントは完全なショーファードリブンでした。
さらに言えば、セドグロの3ナンバー車はエンジンとバンパーサイズの違いのみで、車体そのものは5ナンバーサイズでした。

バブル最盛期に、3ナンバー専用ボディを持ったオーナーカーの最高級として「セドリックシーマ」「グロリアシーマ」が生まれたわけです。翌年、最高級オーナーカーとしての地位はインフィニティQ45に譲りましたが・・・

その後インフィニティQ45は消滅しましたが、最高級ドライバーズサルーンとしてシーマ、ショーファードリブンとしてプレジデントの位置関係は踏襲していました。
しかしF50以降は少し、路線が変わったようにも思います。
G50プレジデント消滅→F50プレジデント発売の間は、無理矢理、シーマがショーファーカーに当てられた感じが・・・
でもシーマは基本、左後席よりも運転席が特等席のクルマです。

今や日産の最高級車もフーガですが、かつてのプレジデント、センチュリー、デボネアのようなショーファーカーとは路線が違うクルマですし、なんか軽薄な感じがしてしまいます・・・
三菱関連企業の重役がプラウディアの代わりにグランディスとか、マツダ関係はセンティアからMPVやアテンザという状況よりはましですが・・・