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ルノーの中古は、その車種が本当に好きで、以下に挙げるような多少の苦労をいとわないくらい大好きというのでなければ、購入はしないほうがいいと思います。
ＦＩＡＴ、ＣＩＴＲＯＥＮ、ＲＥＮＡＵＬＴ、ＶＷと国産車もいくつか乗り継ぎましたが、車として一番信用できないと思ったメーカーが、1位→三菱と2位→ＲＥＮＡＵＬＴでした。
三菱は、新車なのにドアのチリが合っていないことや、タイミングベルト不良など一連のリーコール問題の最中でしたので、それ以降全く信用していません。
ＲＥＮＡＵＬＴは、最終的には、新車からの6万キロで、ﾊﾞﾙﾌﾞ不具合によりエンジンオーナーホールの必要があるといわれ、国産軽に変更しました。それまで、ディスキャップ不良はずっと続き、エンジン不調が頻繁でした。
驚いたのは、シフトレバーの固定部品の一部が、プラスチックで、4万キロ程度でその部分が、摩耗し、シフトがくるくる回り始めたことがあります。プラモデルのモーターギアのような小さい部品でした。その部品だけを購入できればよかったのですが、シフトレバー関係アセンブルでしか部品が入らないということで、１０００円前後で済みそうな部品交換に、数万円かかりました。本国では、小さい部品でももちろん部品の供給体制はあるということですが、国内ではやはり需要の問題でスモールパーツの部品供給体制が整っていないというのが現状でした。
まだ、当時一緒に所有していたＣＩＴＲＯＥＮ ２ＣＶのほうが、国外も含め数か所から小さい部品の供給が可能でした。要するに、国内でどれだけその車種が販売され、そのユーザーのために部品供給体制をメーカーが敷ける状態にあるかどうかって重要ですよ。
そんな箇所（シフトなんて力のかかるところに）にプラスチックパーツを使うメーカーも信用できませんが、最終的に6万キロでエンジンオーバーホールなんて言われた時には、その後何が出てくるのかと思いすぐに下取りに出しました。
本当に好きな車であれば、維持する苦労も、趣味の内と考えることができると思います。しかし、中途半端な販売台数であったりすれば、当然メーカーが、その車の部品を準備しても売れるはずもないので、部品は探しにくくなります。また、国産では考えられないようなところが、壊れますので本当に覚悟はいると思います。
２ＣＶやＲＥＮＡＵＬＴ ４、ＦＩＡＴ５００やＭＩＮＩ、ＶＷ ＴＹＰＥ１やＴＹＰＥ２など世界的に見ても半端ない販売台数があれば部品供給も万全でしょうが、ＲＥＮＡＵＬＴ カングーはそこまで売れていないでしょう。もし、日産車との共通部品があれば可能なことも多いでしょうが。