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プリンタの修理屋です。

ヘッドに関しては今年の２月頃から販売を取りやめています。
修理対応に変ったという方もいますけど、「戻った」というのが真実です。

９４年に発売されたBJC-600J以降、簡単にヘッド交換が出来るのがキヤノンの特徴でした。
ただ、ヘッドが部品として供給されている機種と商品として販売されている機種がありました。

1998年～2001年頃までの機種はほぼすべてでヘッドは商品扱いでした。
この頃は印字不良で修理に入ってきても、ヘッドが悪いため「購入して交換してください」というコメントをつけて未修理で返却（当然無料）しても、インクだけ交換して「直っていない」というクレームが非常に多かったですね。

2000年に発売されたBJ S600以降、ヘッドは部品となり、ヘッド不良は修理対応となり、それが現在まで続いています。

ただ、2003年頃に定額修理が導入され、その翌年頃から何の前触れもなくヘッドの販売が行われるようになりました。

しかしながら、安易にヘッドを交換しても直らないというクレームが続発したという事で、今年の２月に販売をやめ、修理による対応に戻ったわけです。


この機種のヘッドは後継のPIXUS iP4100、PIXUS MP770、PIXUS MP790と同じものですから、ネットなどで探すと見つかる可能性はあるでしょう。（価格は分かりません）


ただ、このヘッドを使う最初のモデルで、ＣＤ印刷でトレイガイドが必要な最後の機種でもあります。
この機種以降（現行のiP4700でも）、正面の扉を開いて、ＣＤとレイを差し込むことでＣＤ印刷ができます。
非常に楽になりました。
インクの種類は変わりましたけど、iP4700は直系の後継モデルです。旧型のiP4600なら１万円前後で購入できるはずです。（ただし、在庫限り）

なお、修理はキヤノンの窓口で7,350円。宅配サービスを使えば+1,575円です。


個人的には、この機会に買い替えたほうが良いとは思います。


コストも下がっていますので、削除された機能などはいくつかありますけど・・・
まず、フォトペーパーカセット。これは使っている人を見たことが無いほどマイナーで、使い勝手も悪い企画倒れの装備でした。
パラレルポート。これは時代の流れで仕方ないですね。ＵＳＢ接続だけです。
対応ＯＳがWindows2000、XP、Vista、（７）になって、古いＯＳが切り捨てられたこと。これも時代の流れでしょう。

その代わり、オプションだった用紙カセットや自動両面印刷が標準装備になっています。