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プリンタの修理屋です。

回答の前に・・・・、言葉がおかしいのでご確認ください。

取説などでは、ディスクを載せる板は「ＣＤトレイ（ＤＶＤトレイでも結構です）」、ダイレクト印刷を行うときに本体の正面に差し込むユニットを「トレイガイド」と書いてあったはずです。

また、「印刷用カードリッジ」というのは何でしょうか？
上記のトレイガイドのことですか？

一般論ですけど、「カードリッジ」ではなく、「カートリッジ」が正解（「ト」は濁りません）。



さて、行った作業ですけれど、「１．ＤＶＤをトレイにセットして、印刷用カードリッジがセットされているプリンターにセット。」というのが気になります。

この機種の次に出た「PIXUS iP4100」以降はトレイガイドがなくなり、正面の蓋を開けてＣＤトレイを差し込むだけになっています。
860iの場合は排紙口の蓋を明けて、トレイガイドを差込み、「らくちんCDダイレクトプリント for Canon」がトレイを差し込むように指示を出してから、トレイを入れます。
作業の内容を見る限り、手順通りとは思えないフシがありましたので・・・・


さて、今回のエラーが出たとき、プリンタの動作を見なければ原因が分かりません。

ＣＤトレイがプリンタの中に引き込まれていって戻ってくる場合、ＣＤトレイを引き込む動作はしているようだが入っていかない場合。

前者の場合はＣＤトレイの反射部分の汚れ、プリンタ本体のセンサ不良などがあります。

後者は良くある症状で、ＣＤトレイを引き込むローラーの磨耗、トレイガイドなどのガタなどでトレイが入っていかないことがあります。


前者は基本的に修理に出すほうが確実です。後者はＣＤトレイを引き込むときにトレイの後端を少し持ち上げ気味にして押してやると入っていくことがあります。
２～３ｃｍも入れば後は勝手に印刷してくれるはずです。

対処された７件は、おそらくトラブルに対しては無意味であったと思われます。
１の再確認に関しても、何をどのように確認したのかは問題です。



さて、最後になりますけれど、私は商売もわきまえず、インクジェットプリンタの「フチナシ印刷」と「ＣＤダイレクト印刷」は２大欠陥機能と指摘してきています。
最近の機種では改良も見られるものの、基本的には非常に不安定で、機械の年数が経過するにしたがって不安定さがましてきます。

ただ、欠陥機能といっても設計欠陥ではなく、印刷のプロセスを考えると発生せざるを得ない矛盾があるからで、何かまったく新しい発想でもなければ、根本的な解決はないであろうという事です。



追記 ： カスタマサービスの回答は、想定された問答集のケースが多く、機種によるクセなどの情報は入っていないことがありますし、部品名などは専門用語的なものも多く、連絡をしてくるお客さんが使う言葉を取り違えて答えることもありえます。
したがって、一般的な回答にならざるを得ず、基本的な部分からなぞっていくことも多いようです。

確認していただきたいのは、手で押してやって印刷できるかどうかです。
ＣＤトレイが奥まで入っていって、それでも出てきてしまったら故障と考えてよいでしょう。


先ほど、欠陥機能といった理由は、排紙ローラーの問題です。
紙でもＣＤトレイでも送りを決めるのは内部の紙送りローラーです。インクを噴射するのはその手前です。（機械を正面から見て）
フチナシ印刷が欠陥というのは、最後の方を印刷する時点では紙送りローラーから紙が外れて、排紙ローラーだけで送ることになります。印刷直後の紙なのでインクも乾燥しておりませんので、ローラーでしっかり挟むことも出来ませんので、表側は金属の拍車で軽くあてるだけです。
ＣＤ印刷時は、この拍車がＣＤの印刷面に当ると傷が入ってデーターがだめになる可能性がありますので、拍車の部分を上にもち上げます。
トレイガイドを差し込むと上がるようになっています。
そこにトレイを入れると、下側の排紙ローラーでトレイを引き込むのですが、このときトレイは自重で排紙ローラーに載っている程度ですので、排紙ローラーの表面が劣化したり、ホコリが付いたりすると引き込む力が極端に弱くなって引き込み不良を起こします。

現在、ＣＤが印刷できないと言う事例では（私のところでは）送り不良が一番多いです。自分が使っているｉＰ７５００も同様の症状で、今は手で押し込んで使っています。
使用頻度が低いのでお金をかけて直すのはもったいないという判断です。