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プリンタの修理屋です。

基本的なメカ部分は共通と考えてよい機種です。

ＭＰ６１０はスキャナを装備した複合機で、当然スキャナとして使えますけど、コピー機としても使えます。
ｉＰ４５００は普通のプリンタですので、本来は単純に比較できる機種でもないわけです。


デジカメのデーターを印刷する場合、基本的に３つの方法があります。
１、メモリカードのデーターをＰＣに取り込み、ＰＣから印刷する。（これはどちらのプリンタでも可能）
２、メモリカードをプリンタのスロットに差し込んで、プリンタを操作して印刷する。（ＭＰ６１０で可能）
３、デジカメとプリンタを専用のＵＳＢケーブルで接続し、カメラを操作して印刷する。（どちらのプリンタでも可能です）

３番目の機能はカメラ業界で決めた「PictＢridge」という規格で、プリンタの正面についているＵＳＢポートにケーブルをつないで行います。
業界内での足並みも揃わなかったのか、対応しているものの、この名前を使わないカメラメーカーもあります。

「カメラダイレクト」といっていますが、キヤノン独自の規格（PictBridge制定以前から存在、初代IXYデジタルなどはそちらのみ対応）もあり、両方に対応しているのでそういった表現になっているようです。


「見たところ、前者はパソコンにつながなくてもデジカメなどのデータを印刷できて、後者はできないといったかんじでしょうか？」・・・これは認識が少し違いますし、そんな単純な差ではありません。


ＭＰ６１０であまり知られていない便利な機能に「フォトナビシート」があります。
メモリカードを差し込んで、「フォトナビシート」を選択すると、縮小された写真が印刷されたシートが印刷されてきます。（Ａ４で）
その用紙はマークシートになっていますので、ほしい写真の下に、「１、２、３」と枠がありますので、どれかを塗りつぶしてスキャナののせてスタートボタンを押すと写真を印刷してくれます。
当然、複数の写真も印刷できます。

１コマにつき３枚間では印刷できますので、たいていの場合はこれで用がたりるはずです。


この機能は複合機だけです。ｉＰ４５００ではどうやってもできません。