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≪真空管の寿命は、どのくらいなんでしょうか？≫
⇒「寿命時間」は、その真空管の使用状況によって変わります。
（真空管の規格内でも、例えば高いプレート電圧と電流は、それだけ短寿命になります。←もちろん「最大定格」の範囲内ですが、）
以上のようなことから、寿命の判定は一般的に困難ですが、「多数の供試体のなかで、ｇｍ（相互コンダクタンス）の低下が３０％程度以上になった真空管が半数になった時間」が「寿命時間」と決められているそうです。
電圧増幅管（１２ＡＵ７、１２ＡＸ７、他）では、数千時間程度。出力管（６ＣＡ７、ＫＴ８８、他）及び整流管（５ＡＲ４、５Ｕ４、他）で５千時間程度だそうです。

【出典】「全日本真空管マニュアル（1968版）」著者：一木吉典（NEC）、発行所：ラジオ技術社、より

なお、業務用真空管では、それ以上の寿命時間が保証されていたそうです。（「ウエスタン・エレクトリック：WE」の海底ケーブル用の通信用真空管）

≪真空管は､自分で交換は出来ないのですか？≫
⇒オーラデザイン「VA-50」、Ｔｒｙ「TRV-35SE」の回路を小生知りませんが、真空管アンプの回路方式で、簡単に交換できる場合と、調整しないと出来ない場合があります。
①シングルアンプ：「自己バイアス方式」→そのまま交換化、「固定バイアス方式」→出力管のバイアス調整が必要
②プッシュプルアンプ：AC・DCバランス調整が必要。なお、出力管は、「ペアー」管を前提とします。

まず、そのアンプの製造メーカーにメンテナンス（真空管の交換時期・方法）等を聞かれた方が、良いと思います。
その対応内容の如何で、メーカーのポリシー、信頼性、技術力が確認できます。