954

view

カメラを三脚に取り付ける事は勿論ですが正確にピントをあわせるにはライブビューにして液晶で合わせることです。撮影時期としては今は最悪でしょう。温度が高いので空気の透明度が悪いです。中秋の名月といわれるように秋から冬が良いのです。露出はISO100、F8-11 シャッタ速度1/100で十分でしょう。控えめの方がクレーターが良く見えます。 もうお分かりでしょうが月は相当な速度で動きますからね。 しっかりした三脚を使っていてもその都度ピンとあわせしてリモート使うことです。

400mmだと35mm判換算640mmで画面全体の中で月の占める割合は少ないと言えます。
露出が月周辺の夜空に引っ張られて、カメラまかせでは月自体が明るくなりすぎてしまうのが通常です。

対策としては
◆スポット測光を使う（使用説明書121ページ)
マニュアル露出でもよいのですが、スポット測光でAモードで絞りは開放か少し絞るくらい、シャッター速度がぶれない（日周運動による月のぶれ、（もし手持ちなら)手ぶれ）程度になるようにISOを調整します。

◆ファインダー利用なら、AFで中央１点(使用説明書105ページ)

◆三脚利用ならライブビューで拡大MFもあり(使用説明書176ページ)
→ただ実際にKiss X7で試したわけではないので、拡大画面が模様が見えるような適切な明るさかは未知数。

◆ホワイトバランスは日中(使用説明書142ページで太陽マーク)

◆夜景モードは使用しない。
→月は日なたです。

----
35mm判換算600mmの300mm反射望遠とE-M5で先ほど手持ち撮影してきました。
上側が画面全体を縮小したもので、換算600mmでも月の占める面積は大きくないことがわかります。
下側は月面左下の部分320×80を切り出したピクセル等倍画像

こちらにも置きました。
全体 http://photohito.com/photo/2670443/
縦横1/3の中央部分をトリミング http://photohito.com/photo/2670444/

三脚に固定してF8くらいに絞って撮影で大丈夫ですよ。
ピントあわせは暗めの部分にあわせれば問題なくAFでもピントは合わせられると思いますが、MFで撮影するというのも一つの選択肢です。月はMFでもピントが合わせやすいですからね。

カメラのフォーカスポイントをシングルで中央１点にして、月の明るいところと暗いところの境にフォーカスポイントを持って行けば、AFでピントを合せることができます.

また、月は見た目より早く動きますので、ISOを400ほどに上げて絞り値をf/8にして、三脚とレリーズを用いて撮影すれば宜しいでしょう。

ＩＳＯ800
ＳＳ1/500
Ｆ8
位で、
ファインダーを覗きながらＭＦでピント合わせが基本
まぁライブビューで拡大してピントを合わせた方が確実（ＭＦで）

まさか手持ちで撮ったのではないでしょうね。
必ず三脚をお使い下さい。

そして、ピントは無限大でいいと思いますよ。

ピントが合わないのではなくブレではありませんか？満月、もしくは満月に近い状態ならシャッタースピード稼げるのである程度は撮れますが、半月より細いと手持ちではなかなか難しいと思いますので、三脚固定がいいと思います。

三脚でカメラを固定してください