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２０８、ポロの価格帯ですと国産ミニバンという選択が日本では一般的なのに、あなたは素晴らしいと思います。

で、現在ビートルにお乗りなら想像できると思いますが、ポロは「ゴルフを買えなかった人」感がヒシヒシと伝わってきます。ええ、日本においてもドイツにおいてもドイツ車には「クラス」が存在し、唯二の例外がビートルとＢＭ・ＭＩＮＩ。これにはクラスはありません。
ゴルフもポロも完全に実用車に徹していて、それが潔いといえばいえますが、全く味気ないということも出来ます。特に内装は実用一点張り。
足回りがどのようかはすでにビートルで経験済みでしょう。

では、日本におけるフランス車ですが、これはもう完全に「趣味の車」と思われています。
金持ちとかブランドではなく、それが好きだから、それが自分のライフスタイル＝人生においてオシャレであることがかなり重要＝に合っているから、という人が乗る車です。
ビートルと２０８の一番の違いは足回りで、２０８は強靭でしなやか。
国産同クラスの燃料タンクが３０～３５なのに２０８は５０Ｌ！と国産２Ｌカーと同等のものを持ち「長距離一気性能」がダントツです。実用燃費は１９～２０ｋｍ/Ｌ。
シートの良さはフランス車全てに言える美点。
内・外装のセクシーさはドイツ車とは完全に別物。
機能上の唯一の欠点はセミＡＴ。慣れるまでかなり違和感があるかと思います。というか、フランス車はマニュアルで乗るものでしょう。
ですのでお勧めはアリュールのＭＴ。２ドアですが、子供が勝手にドアを開けて飛び出さない、飛び出しようがないので逆に安全。親がＭＴを楽しそうに運転しているのを見れば子供もドライブが好きになるでしょうし。
あ、もう一つ大きな欠点がありました。数が少ない上にあの格好ですから結構目立ちます。「昨日あそこにいたでしょう」とすぐにバレてしまいます。ですので、奥様が女から母親という別の生き物に変身してしまい、つい「大人の事情の関係」を築いてしまう・・・というのには向きません。この心配事に対処するにはポロの方が５００倍優れているといえるでしょう。