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RX-8タイプRSに乗っています。

ロータリーエンジンはその構造上、ハウジング内にエンジンオイルを潤滑させまので乗り方にも寄りますが2500～3000kmでエンジンオイル約1Lを消費します。
自分もその時点で補充し、半年毎のマツダのパックdeメンテで交換というサイクルです。

因みに市販の化学合成油は使用しないで（いくら高性能を謳う物でも）、鉱物油、出来れば純正オイルを使用してください。
最悪カーボンでエンジンブローします。

因みにROTARY1というレネシス以前のロータリーエンジン専用純正化学合成油でさえRX-8には禁止されています。

RX-8に使用出来る科学合成油はシンセレネシスというRX-8専用の純正オイルのみです。
ただしこれはかなり高価格ですので余程こだわる人でない限り、マツダ純正のゴールデンSM0W-20、5W-20、マツダゴールデンエコ0W-20が良いでしょう。

プラグは最低でも車検毎には交換した方がいいです。
レシプロエンジンの3倍着火しているので寿命も1/3と考えましょう。

あとRX-8は純正でギリギリのバランスで成り立っています。
どんな有名ショップ、ロータリー専門を謳う店でも改造は寿命を縮めてパワーを上げる行為と認識してください。
吸排気交換すら寿命を大きく縮めます。

同じロータリーエンジンでもRX-7とは大きく違います。
とにかく長く乗りたいなら純正のままで改造はご法度だと知りましょう。
この辺を詳しく書くといくらスペースがあっても足りないのでこの辺で。

メンテ面ではその位です、あとはレシプロエンジンと変わりません。
とにかくマメなエンジンオイルチェックとプラグに気を使いましょう。

乗り方としては、エンジンが暖まらない内にエンジンを切らないで下さい。
前期型なら確実にカブります。
後期型は水温によりレッドゾーンが3段階に変化します。

3つとも付いている:0℃～約40℃、レブ5000
1つ目が消える:約40℃、レブ7000
2つ目が消える:約70℃、レブ9000

エンジンを切る時は最低でも約40℃、レブ7000の状態で。

因みに前期型はマイナートラブルが多くあまりオススメできません。
前期のトラブルがほぼ解消され、FMCとも言われたらMC後の平成20年式以降の後期型がオススメです。


と、長々と注意点（デメリット）ばかり書いてしまいましたが、そんな事は苦にならないくらい最高に楽しい車ですよ。

とにかく曲がるのが楽しい、運転するのが楽しい、自分が運転が上手くなったかと錯覚するような最高の1台です。

NAロータリーのサウンドはターボロータリーのそれとも全く違う官能的な音楽ですし、それがストレスなく9000回転まで回ります。

世界唯一のロータリーエンジンなので所有する悦びも高いです。
どんな車にも似ていない唯一の車です。

買えとは言いませんが、ぜひ一度試乗してみてくださいね。

そして、その時は回してやって下さい！
ロータリーエンジンは3000回転以下が大嫌いです(笑)