231

view

車高が3～4センチ下がる。ブレーキをかけると車体が左前に傾いてハンドルを取られる。右カーブと左カーブで動きが違う。などは、明らかに故障であり、自車のみならず周囲にも影響を及ぼすおそれがあるほど走行に危険を伴う内容であり、直ちに修理を要する内容です。
走行不能になるほどの・・・とは、ディーラー側が口頭で話したことですよね。
それならあくまでも表現のひとつであり、イメージです。
すべては、保証書に記載の内容通りです。
保証書には、そのようなあいまいなことは書いていないはずです。
走る、曲がる、止まることをコントロールする部品は、保安部品であり車検でも厳しく見られるところです。
したがってサスペンションに関しては、それに該当する部品であり、中古車の保証であってもおそらく保証範囲と思われます。
保証書に、サスペンションあるいは懸架装置の不具合、又は故障との項目があれば十分保証対象になります。
走行フィーリングなどの体感的なものとは、以前に比べてなんとなく柔らかく感じる、カーブ時に傾きが大きい感じがする。ギシギシと音がするようになったなどで、これは、機構そのものに不具合はないものの、慣れによる感じ方の変化やブシュや緩衝材の落ち着き、又は経年劣化、その他部品の不具合などが影響していたりするものです。
このように機構そのものに不具合が無いものについては保証対象外ということです。
いずれにしても保証を別にしても直ちに修理をするべき事案です。
ディーラー車であっても10年落ちで3万キロとは、にわかに信じがたい掘り出し物ですが、本当であっても走行距離だけでなく、経年で故障する部品も多いですので、アラ探ししてでも保証期間内に不具合を見つけて高額となりそうなところは修理させることが良いでしょう。