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ずばり、MR-Sです。

MR2の初代（AW）のコンセプトはライトウェイトスポーツで、エンジンはあの有名なハチロクと同じです。

２代目（SW)はライトウェイトスポーツから本格スポーツへとコンセプトが変更されました。
セリカとエンジンを共有していることからもワンランク上になったことがわかるかと思います。

ただ、販売当初はGT系の２リットルのターボエンジン（２２５ｐｓ）に対して、１４インチの貧弱な足回りが酷評され、
雑誌などで危険な車と叩かれていました。
足回りは年々改良され、中期モデルのⅢ型以降は出力は２４５ｐｓにアップされ、かなりマイルドな仕上がりになりました。

１０年の歳月というトヨタとしては異例の長い年月を経て改良を重ねられたMR2ですが、２０００年を目前にその歴史に幕を閉じ、後継のMR-Sに譲ることになりました。

エンジンは２０００ccから１８００ccに、ボディもダウンサイジングされ、本格スポーツではなく、再びライトウェイトスポーツとなりました。
SWより軽い車体になったことでより軽快な走りが実現され、オープンカーとなったこともあり、しばしばロードスターと比較されることもありました（販売台数ではロードスターに完敗）。

ただし、ポルシェのボグスターを思わせる独特のスタイルは賛否両論で、当時の時勢によるスポーツカー離れも相まって販売台数は伸び悩み、２００７年にその幕を閉じ、トヨタのミッドシップ量産スポーツカーは完全に姿を消すことになりました。

現在、ハイブリッドスポーツカーの開発も行われているようですが、市販されるかは未定です。


ちなみに、ご質問の趣旨と外れてしまいますが、２台目の初期型（Ⅰ型）当時、私はNAモデルに乗っていましたが、
雑誌などのコメントがほちょう
誇張された感があり、NAモデルはむしろミッドシップらしい楽しい車でした。