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「総体的に勝っている」という基準がわかりません。
「速さ」としても、ニュルブリクリンクっていうのは殆どの区間が２００キロ以上のようなハイスピードサーキットで、コーナリングがイマイチでも馬力でタイムを出せるサーキットです。ですから１，５トンもあるような車でも何とかなります。
中低速のテクニカルなサーキットでしたら、ＧＴ－Ｒも９１１ターボも、軽くコーナリングの良い車に手も足も出ないでしょう。
ではアウトバーンでの最高速か、といえば、それはベンツやアウディの大パワー車のほうが安定性の点からも優れていると思います。
では「スーパーに買い物に行く時の便利さか」といえばワゴンＲの方が優れている。
ステイタス、と言っても「新しく、ハイテクで、とんでもないもの」が好きな比較的年齢層の若いＮＹやロンドンのアーティストや証券マンは、９１１というマーケティングによって成立している古典的ブランドではなく、ＧＴ－Ｒの方をステイタスがある、と考えるでしょう。
では実際に「グランドツーリング＝一気に１０００キロ走ろう」と言うような場合では、どちらの車も航続距離が短く、頻繁な給油ストップをせざるえませんから、グランドなツーリングにも向きません。

そうです。
車を実用性で選ぶならカローラワゴン（面白くもなんとも無いですが）。
そうではなく「好き、嫌い」で選ぶなら、これはもうその人の趣味の領域ですから、
「勝っている」とかどうこうでは無く「好き嫌い」の問題だと思います。