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その値段だと「ナノトラッカー」とかでしょうかね。
でも、
安いのだと、軸合わせが大変で、効果は半減だと思われます。
ナノトラッカーは、軸合わせが凄くアバウトなので、
2万円・・と安いですが、
2万円の価値すらないのでは？？と感じちゃいます。

ポータブルで、お勧めは、
「ポラリエ ＋ ポーラメーター ＋ ポラリエ用極軸望遠鏡」

ポラリエは実売価格は38000円くらいでしょうか。
まずポラリエ単体で買って、
お金に余裕が出来たら、ポーラメーターを買い足して、
更に精度を追求したい場合は極軸望遠鏡を買い足す、
ってのがお勧めかもしれません。

私の経験談になりますが、（ポラリエ使用）
この３セットで、かなり高精度での撮影が可能に成ります。
ポラリエだけだと、ナノトラッカーと同程度の軸合わせ精度になります。
それにポーラメーターを付けると、軸合わせの精度が上がると共に、作業性がUPします。でも、やっぱり精度は完璧ではないです。
ポーラメーターである程度の軸合わせをして、そのあとに、極軸望遠鏡を使って完璧な軸合わせを行うことで、
一切のズレの無い撮影が可能に成ります。
（下の写真はこのセッティングで、シャッター速度4分です）

2万円で買えるものだとナノトラッカーでしょうか。
カメラ三脚の他、自由雲台(5,000円前後)が必要です。
30mm(APS-Cサイズ時。50mm相当)ぐらいまでの焦点距離なら十分追えます。

ナノトラッカーはさすがに小型軽量のポータブル赤道儀なので、ピリオディックモーション(ギアの偏心によるブレ)が大きく、標準レンズで追うのが精いっぱいです。望遠レンズで数分露出すると、どうしても数ピクセルブレます。広角レンズで撮ればほとんどブレはわかりません。
なので、広角レンズ～標準レンズ専用(星景写真、星座専用)と割り切れば、コンパクトで使いやすいです。

回転軸を北極星に向けて、電源入れて5分ぐらい待つだけ。(ギアの遊びが無くなるまで5分ぐらいかかる)


もう少し焦点距離を欲張る(100mm前後まで)なら、ビクセンのポラリエ(4万円前後)。
精度はぐっと上がります。

さらに200-300mmぐらいの中望遠での撮影となると、本格的な赤道儀が必要になります。
500mmぐらいで星雲星団を大きく撮ろうとすると、オートガイドシステム(別の望遠鏡に動画が撮れるカメラを付けて、コンピュータ制御で赤道儀の設定ブレやピリオディックモーションをキャンセルするシステム)が必要となり、総額100万円オーバーの撮影機材になります。