LEICA M8.2の取扱説明書・マニュアル [全83ページ 1.84MB]
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gizport - 2013-10-29
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UV/IR フィルター(一部の状況で発生する色かぶりの補正)本機は CCD 撮像素子を搭載しています。 CCD 撮像素子には、人間の目には見えない赤外線の影響を受けやすいという性質があります。そのため、適切な対策を講じないと、ごくまれに、わずかながらも画質に影響を及ぼす色かぶりが生じます。合成繊維でできた黒い布地を白熱灯(人工光)のもとで撮影する場合は、特に色かぶりが生じやすくなります。この場合、黒が紫と濃い赤の中間の色に写ってしまいます。本機では、色かぶりを防ぐために、撮像素子の前面に IR カットフィルターを配置するという、ごく一般的な対策を採用しています。しかしながら、レンズと撮像素子の間にフィルターを配置すると、カメラシステム全体の描写性能が、わずかながらも認識できる程度まで低下してしまいます。このような理由から、本機では、きわめて薄い IRカットフィルターを採用しています。そのため、赤外線カット率は低めながらも、 M レンズの描写性能を最大限に活用して撮影できます。M レンズの描写性能を十分に活用しつつ、色かぶりをさらに効果的に防ぐためには、 UV/IR フィルター( 「フィルター」 、70 ページ)を M レンズに取り付けることをおすすめします。 UV/IRフィルターは、 M レンズの前面にねじ込むだけで簡単に取り付けることができます。 UV/IR フィルターを取り付けると、 6 ビットコード(詳しくは次の「レンズ検出」をご覧ください)から読み込まれるレンズの情報に基づいて、本機が使用レンズ別に色かぶりを自動的に補正します。そのため、 M レンズ特有の高いシャープネスとコントラストとともに、忠実な色再現が可能になります。レンズ検出現行の M レンズを装着した場合は、マウント部に付いている 6 ビットコード( 1.11 )により、本機がレンズの種類を検出します。 6 ビットコードは 6 ビットコード検知センサー( 1.10 )で読み取ります。‐読み込んだ情報は、画像データの最適処理に利用します。広角レンズを使ったり絞りを開いたりしたときに目立ちがちな口径食を抑えます。‐16 〜35mm の広角レンズを使用するときや、UV/IR フィルター(詳しくは前の「 UV/IR フィルター」をご覧ください)をレンズに取り付けたときは、読み込んだ情報に基づいて、画像周辺部に生じる色かぶりを設定した焦点距離別に自動補正します。‐フラッシュ調光やフラッシュユニットのリフレクターの調整にも、読み込んだ情報を利用します(「対応フラッシュユニット」、52ページ)。‐読み込んだ情報は、撮影画像の Exif ファイルに記録されます。 INFO ボタンで撮影情報を表示させると( 「液晶モニター」 、29 ページ) 、撮影時に設定した焦点距離( 4.2.6b 、11 ページ)が表示されます*。*スナップショットモードでは表示されません。Mレンズ/ 21
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