AVC-4320の取扱説明書・マニュアル [全138ページ 9.87MB]
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gizport - 2013-10-07
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100rその他について q rその他について qまたDTS-ESデコーダーには別の機能として、デジタルPCM信号及びアナログ信号ソースを6.1チャンネル再生する、DTS NEO:6サラウンドモードがあります。DTS NEO:6TMサラウンドについて:DTS-ES Matrix6.1に採用された高精度デジタルマトリクスデコーダーを従来の2チャンネル信号に応用し、6.1チャンネルのサラウンド再生をおこなうモードです。高精度な入力信号検出及びマトリクス処理によって、6.1チャンネルすべてのチャンネルでフルバンド(周波数特性20Hz~20kHz以上)の再生が可能な上、各チャンネル間のセパレーション特性もデジタルディスクリート方式と同等な程までに向上しています。DTS NEO:6サラウンドモードには、再生する信号ソースの内容に合わせて最適なデコード処理を選択できる、2つのモードがあります。DTS NEO:6 CINEMA:映画再生に最適なモードです。セパレーション特性を重視してデコードすることにより、2チャンネルソースでも6.1チャンネルソースと同じような雰囲気で楽しむことが可能です。同相成分は主にセンター(C)に、逆相成分はサラウンド(SL/SR/SB)に振り分けられる特性を持つため、従来のサラウンド録音されたソース再生にも効果があります。DTS NEO:6 MUSIC:主に音楽再生に適したモードです。フロントチャンネル(FL/FR)の信号を重視してデコードすることにより音質の変化が少なく、更にセンター(C)とサラウンド(SL/SR/SB)チャンネルから出力されるサラウンド信号の効果により、音場にナチュラルな拡がり感が加わります。DTS-96/24について現在、音楽などのスタジオ録音に関してハイサンプリング・ハイビット化、並びにマルチチャンネル化が進んでおり、96kHz/24bit 5.1chなどの高品質な信号ソースが増加しています。例えば、DVD-Videoにおける高音質録音ソースとしては、96kHz/24bitのステレオPCM音声トラックをもつものがあります。しかしそれらは音声トラックのデータレートが非常に高いため2chの収録が限界で、さらに映像の品質を制限せざると得なく静止画像のみの収録が一般的です。また、DVD-Audioでは96kHz/24bitの5.1chサラウンドを実現可能としていますが、この品質での再生にはDVD-Audioプレーヤーが必要です。DTS 96/24はこのような状況の中に登場した、デジタル・シアターシステムズ社の開発した新しいマルチチャンネルデジタル信号フォーマットです。従来のサラウンドフォーマットではサンプリング周波数が48kHzまたは44.1kHzであったため再生信号周波数の上限は20kHz程度で留まっていたのに対して、DTS 96/24ではサンプリング周波数を96kHzまたは88.2kHzに引き上げることにより、40kHzを超える広い周波数帯域を実現しています。また、24bitの分解能を持ち、96kHz/24bitのPCMと同等の周波数帯域、ダイナミックレンジを実現しています。DTS 96/24は、従来のDTSサラウンドと同様に最大5.1chまで対応しており、DTS 96/24を用いて録音されたソースはDVD-VideoやCDといった通常のメディアにおいてハイサンプリングマルチチャンネル音声の再生を可能とします。従って、DTS 96/24は従来のDVD-Videoプレーヤー(※1)を使用して、DVD-Audioと同等の96kHz/24bitマルチチャンネルサラウンドを、DVD-Videoの映像とともに楽しむことができます。またDTS 96/24対応CDメディアの場合、一般的なCD/LDプレーヤー(※1)を使用して88.2kHz/24bitマルチチャンネルサラウンドを楽しむことができます。このように、高音質なマルチチャンネル信号を確保しているにも関わらず、収録時間は従来のDTSサラウンドソースと変わりません。さらに、DTS 96/24は従来のDTSサラウンドフォーマットと完全な互換性を持っています。 DTS 96/24の信号ソースは、従来のDTSまたはDTS-ESサラウンドデコーダーにおいても、48kHzまたは44.1kHzの周波数帯域での再生が可能です。(※2)※1: DTSデジタル出力に対応したDVDプレーヤー(CD/LDプレーヤーの場合、従来のDTS-CD/LDメディアに対応したデジタル出力を持つプレーヤー)と、DTS 96/24にて収録されたメディアが必要です。※2: 分解能は、そのデコーダーによって24bitまたは20bitとなります。
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