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M3クーペで、北米では$59,900ですね。

http://www.bmwusa.com/

1ドルを76円として455万円ってトコですね。仮に1ドルを100円として見ても600万円弱で、日本とは倍近い開きがあります。

理由はいくつかありますが、アメリカの自動車市場は日本の倍あるということ。
工業製品の常として、たくさん売れれば単価は下がります、その分が安くなると言うわけです。

もう一つは、日本の経済構造は流通業が複雑でピンハネが大きいということです。間にいくつもの関連会社が入ることにより、その都度利益が乗せられて価格が上がっていきます。
これを工場からの直輸入で、中間マージンを廃し価格破壊をして成功したのがユニクロです。

ただし、古い業界は変革を恐れて改革ができません。また、その甘い利益にぶら下がる天下りがいる以上は、中間マージンを抜く会社が無くなることはありません。
だから、物の価格が日本は皆高くなってしまうのです。

最後は、日本人はおとなしい民族だということ。
デモや暴動が起きないことでも有名で、ある意味礼儀正しく秩序がある反面、お人好しでもあります。

海外では、こんなボッタクリ価格を付けたら誰も買ってくれません。が、日本人(特に金持ち)は価値が判らずに高いことをありがたがって購入するから、欧米人に足下を見られて高い価格をふっかけられるのです。ですから中古になった時の価格が本当の価値で、BMWは中古が新車価格に対して安く買い叩かれます。

このあたりを日本法人は解っているのでしょうけれども、いかんせん社長は本国から送られてくる腰掛けですから、自分の給料と今後の出世コースにしか興味が無いということです。

まっ、文句を言わないおとなしい金のある日本人からふんだくって、現地法人の社長は家賃200万/月の六本木に住んで何年かをやり過ごせればそれでいいのです。

日本で超高いBMW（国沢光宏）
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/07/post-0ed9.html

業界関係者もこれは認めていますね。