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車ってのは国産車、輸入車を問わずに「当たり外れ」が有りますが、その確率は輸入車の方が遥かに高いと思います。

パサートの旧型に乗っていましたが、調子良く走ったのは５～６万ｋｍくらいまでで、それ以降は故障が頻発して「モグラ叩き」になりました。

パワステのポンプが壊れて交換したら次はエアコンが壊れ始め、温度センサー⇒コンプレッサー⇒配管詰まり⇒温度センサー⇒ブロワー・・・と、オートエアコンの主要部分の殆どが１０万ｋｍまでに壊れました。

因みに部品代はトヨタの２倍ほどになります（車種にもよりますが、コンプレッサーではトヨタは８万円、ホンダは１０万円、ＶＷは１５万円です）。

また、欧州車の全てが同じか否かまでは知りませんが、ＶＷのエアコンは壊れたら換気も出来ませんので（日本車であればベンチレーションで外気の導入が出来るので、暖房は１００％効きます）、夏は窓を全開にして走り、冬は防寒着をしっかりと着込んで走ることになります。

サスペンションも弱い様で、６～７万ｋｍくらいの時にブッシュを交換していますが、結構な修理代でした。

パワーウインドウも可笑しい動きをし、微調整が出来ず、「ちょい上げ」をすると下がったり、「ちょい下げ」をしたら上がったりします（ディーラーで展示している新車で試してみたら、同じ様な動きをする車体が有りました）。

リモコンも８万ｋｍくらいから可笑しな動きになり、反応したりしなかったりと気まぐれです（これはスペアキーを使えば良いだけですが）。

それと、昔から言われているドイツ車に使用されているゴム部品の弱さは顕在で、同じ年式の日本車と比較するとヘタリ具合が判然と分かります。

３００万円くらいの価格の車でもＨＩＤがオプションで選ぶことが出来ませんが（社外品も有りますが、これを使うとＨＤＤ ＮＡＶＩにノイズが入るそうです）、軽四輪車でも最初からＨＩＤが標準装備になっている昨今の状況では、「ＶＷは日本での販売実績に胡坐をかいてマーケットリサーチを怠っている」としか言えません。

使用する燃料についても日本車の場合には、「この車のエンジンはＤＯＨＣであり基本的にはハイオク仕様ですが、本来の性能が出なくても良いのであればレギュラーガソリンを使うのも可能（エンジンは壊れませんと言う意味）」と付記された車が増えている中で、ハイオクガソリンしか使えないのも日本車と比較して劣る点です。

ただ、営業マンや整備士の方々は他の輸入車ディーラーに比較して遥かに親切で気さくであり（大衆車だから当然と言えば当然ですが）、一部の日本車ディーラーよりも敷居は低いと言えます。

「若干のトラブルは承知の上で１５万ｋｍ、出来たら２０万ｋｍまで乗り続けよう」と考えていましたが、「モグラ叩き（次は何処が壊れるのだろうと常に心配しなければならない）」が嫌になり、１０万ｋｍで日本車に買い替えました。

数日前の「ガイヤの夜明け」で、１５年で２６万ｋｍをノートラブルで走ったアコードを、「今の車に愛着が残るが、補助金の出る今が買い替え時」と判断して日本車に買い換えた方が取材対象になっていましたが、日本車の信頼性って物凄いと思います。

車体の剛性感は日本車よりも高いと言われていますが、以前に乗ったレガシーと同等かそれ以下でしたし、首都高でルーレット族をする訳では無いし、衝突安全性についてもアメリカでの比較実験の結果では薄い鉄板を使ったプリウスの方が遥かに上です。

ドイツ車の場合には衝突しても車は大して壊れないが乗員が怪我をし、日本車の場合には車は大破しても乗員は怪我をしないで済むと言えます。

「装甲車に乗っていれば常に安全」では無いと言うことです。

中古車を買われるのであれば、走行距離が２～３万ｋｍくらいのにし、６～７万ｋｍ（もしくは主要部位で故障が出始めた頃）で買い換えた方が良いかと思います。