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まずボディのみの仕様だけで比較します。【D70S】・画素数610万画素・ISO感度200～1600に設定可能・CFカードに記録・2インチ・13万ドット液晶・ファインダー視野率95%・AFフレーム5点・連写3コマ/秒【D7000】・画素数1620万画素・ISO感度100～6400に設定可能・SDカードに記録（ダブルスロット）・3インチ・92万ドット液晶・ファインダー視野率100%・AFフレーム39点・連写6コマ/秒・ライブビュー（液晶を見ながら）撮影可能・フルハイビジョン動画撮影可能大きな違いは画素数の向上、それと内部の処理エンジン（マイコン）が格段に性能アップしたことにより、発色・高感度撮影・動作の機敏さがはるかに向上しています。特に高感度時の撮影ですとノイズ感がだいぶ軽減されていますので、ネガフィルムのISO1600程度の粒状感でISO3200～6400まで行けるであろう感じです。また記録が安価なSDカードになり、ダブルスロットですので、バックアップを取りながらの撮影も可能です。露出の正確さやAFの機敏さも向上していますので、D7000は非常に出来の良いカメラに仕上がっています。レンズに関しては、D70S当時からのDXフォーマットレンズであれば、画質面ではそれほど大差はありません。D70S付属のレンズを流用されても良いのですが、せっかくですから手ブレ防止機構が付き、使いやすく写りも悪くないと評判の18-135mmレンズ付キットが出ていますので、そちらを選択されるのが良いかと思います。フィルムカメラ時代のレンズも基本的には装着可能であり、F3AF用レンズ以外のAFレンズは基本的に全てAF可能です。D7000は、ラインナップ上の上位機種であるD300sよりも優れた部分が多く、実際はボディのつくり・連写速度・上位機種と同様のボタン配置であること以外は、ほぼD7000の圧勝です。ニコンでいま一番売れているであろうカメラです。フィルムカメラとレンズはできれば手放さず、大事に保管しておいて下さい。そしてたまには使ってあげるのも良いかと思います。【補足】デジタル部の進化は早いです。D300sは発売が2008年8月ですから、もうすぐ3年経とうとしています。たしかに「メカとしての写真機」の完成度はD300sの方が上です。ただ画質や発色など、写真の出来に直接関わってくる「デジタル部分」は3年の間に相当進化しています。なのでデジタルカメラの場合はなるべく新しい機種をお勧めします。どうしてもD7000がしっくり来ない場合でしたら、デジタル部の世代差は拭えませんがD300sにするか、公式な情報は一切ありませんが、近いうちに発表されるのではと噂され続けているD300sの後継機を待つか…でしょうか。