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ランク的にはD7000のほうが上のクラスですね。もともとD90と50Dの時代は同じクラスであったのですが、D7000ではより上級クラスにシフト、対して60Dではより初心者向けのクラスにシフトしました。NikonはD300並みの性能をD90クラスのボディに詰め込むことで軽い高性能機が欲しいという人をターゲットにしたのに対し、60DではKissシリーズからステップアップしてくる人のために、より安価に中級機の性能と使い勝手を提供したということが出来るのです。そのため、性能的にはD7000はEOS 7Dと比較しても遜色の無い性能をもちあわせますから、カメラを使い慣れた人間が使うのならD7000のほうが気持ちよく使えるでしょう。対して、ボディ素材を安価なプラにすることによって中級機の性能を安く手に入れられるようにした60Dは初心者に優しいというほど優しいカメラではありませんが、中級機の入り口として購入するのなら最適な使い勝手と性能を手にすることが出来ます。個人的には初めてということであればKissX5でも十分と感じますが、それでも中級機が欲しいというのであれば、60Dの方が勧めやすいですね。二代目、三代目としての購入であればD7000なのですが、初めて使う人には高性能すぎるように思えます。一眼レフカメラは高性能、高機能であればあるほど、使いづらく、写真もいい写真が撮りづらくなっていきますので、写真を楽しむことを覚える前にがっかりしてしまう方を避けて欲しいと考えます。