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うーん。わかりますが、そんなに甘くないのです。「エイト」ですら、親会社のフォードに直談判して、4人乗りの条件で、なんとかGoサインを得て開発されたクルマです。低排気量でレシプロエンジンの1.5～2倍の出力を発生する、9000回転までスムーズに回るエンジンは評価は高いです。しかしその代償として燃費が悪い、オイルの減りが早い、内燃室にすすなどがたまり汚れやすい。内燃室がかなり高温になり、熱だまりが発生するなど改良しなければならない点が無数にあります。可変バルブの登場によりレシプロエンジンはNAながら高出力を発揮できる時代になり、ロータリーエンジンは今年、残念ながら役目を終えます。「セブン」「エイト」という名と共に…。フォードの傘下にあるマツダは開発したくても、できない事情があるのです。無理に開発・販売しても、この種のクルマは利益がありません。ロータリーエンジン以前にマツダという会社すら存続しない危険性があるのです。4期連続赤字。何とか金融機関など関係各位から資金提供を受けられている現在の財務状況。まずはとにかく黒字化しなければ、親会社のフォードにまで見捨てられる可能性もあるのです。とにかく利益率のあるクルマを売る。悲しいけどこれが現実なのです。