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X350（1つ前のモデル）はエアサスだけが鬼門なのではありません。
足回りのジョイントブーツが破れると車検に通りませんが、部品としてはブーツだけはもちろんジョイントすらも単体としてパーツが出ず、サスアームごとのアッシー交換となります。
ディーラーで４輪分、上下サスアームを交換すれば100万コースは必須でしょう。
ブーツだけ交換する方法を取ってくれるかどうかは店次第です。それでも足回りを全部外す訳ですから、工賃だけでもバカになりません。
もちろん、ブーツ破れの発見が遅れ、ジョイントにゴミや異物が入って摩耗すれば、もうアームごと交換するしか方法はありません。
ATもけして丈夫とは言えず、OHや載せ換えになった車は存在しています。

一方のX308（2つ前のモデル）も、水回りが弱く、エンジン自体もカムチェーンを張っているテンショナーに問題があり、テンショナーを交換するのに30万は最低かかります。これを交換しないといずれはエンジンがお釈迦になると言う結構な爆弾です。
ブッシュ関係やジョイント関係は消耗品ですからこれもいずれは交換しなくてはいけません。


いずれにせよ、メンテ代として50万はプールしておかないと安心して乗れるクルマではありません。
エアサスは社外品なら50万もかかりませんから、残りの費用で足回りなどをやっつければX350はまずまず魅力的かと思います。乗ると分かりますが、車としての完成度は20年分の開きがあります。が、味はX308の方が濃いです。

メンテ代はいずれにせよかかります。
乗り味が全く違うので、試乗され、自分に合う方を選べば良いのではないでしょうか。

X350の型ですが、やはりネックはエアサスですね。ミッションの故障は殆どきいたことがないです。エンジンがV6 3000から選べますが、このエンジンで十分走ります。