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＞夜の電気で充電して昼に使うと言うような使い方があるのですか。

皆さんお持ちの携帯電話やスマホだって、そういう使い方が一般的です。
ま、使用する電力は桁違いですけどね。

＞そういう切り口もあるわけですか？

エコノミックアニマル化した人たちに、走りがどうこう言っても馬耳東風です。
そういう切り口もあるというより、そういう切り口でアピールしていくしかない、と考えているのでしょう。

＞スマートグリッドというやつでしょうか。

そもそもスマートグリッド構想の目的は社会全体のエネルギー消費を抑えることであり、余剰電力なるものは可能な限り削減されるべきものです。
深夜電力が安いのは発電コストが安いからではなく、余剰電力を捨てるのが勿体無いからにすぎないわけですからね。
すなわち、余剰電力のおかげで浮く電気代をアテにしつつ、スマートグリッドを実現させようなどというのは、まったくの二枚舌であると言えるでしょう。

＞災害とかに限らず、日常的に行う事も想定しているのでしょうか？

日常的にやらないと効果はないでしょう。
災害時においてどうかというと、本当に困っている状況では大して有効に機能しないんじゃないですかね。
自宅に電力を供給できるといっても、建物自体が大きなダメージを受けていたのでは意味がありません。
また、EVのバッテリをそういう用途に使ってしまうことは、移動手段を失うことを意味します。
特に地方では、大規模停電が発生したからといって安易に移動手段を捨てる選択はしづらいと思いますよ。

＞ダムに水をくみ上げるのと同じ事ではないのですか。

電力会社が揚水発電をやっているのはピーク対策ですね。
忘れてはならないのは、深夜に大きな余剰電力を生み出すのは原発であるということで、それらがほとんど動いていない現在でも深夜割引が維持されているのは、そう遠くないうちに再稼動できるという目論見があるからこそです。
その可能性が完全に潰えた時、電力会社にとってこの制度を維持する”義理”はなくなるわけですが、そうなったら日産はリーフのCMで何をアピールするんでしょうね。